Karakoram(カラコラム)– 最新モデル&カタログ|ブランド紹介 –

Karakoramのルーツ

2007年、ワシントン州シアトル。ブライス・クローシュとタイラー・クローシュ の兄弟は、自宅のガレージに小さなCNCミルを据えつけ、スプリットボード・バインディングの試作を始めた。近隣にコンプレッサーの音が漏れぬよう、嵐の夜を見計らっては試作を削り出していた。Karakoramの歴史は、そんな手づくりの原点から始まった。

バックカントリーであれリゾートであれ、ターンがどこへ向かおうとも、すべてはライディングのため、仲間のため、そして楽しむため。その姿勢は創業当時から変わっていない。 

掲げてきた目標はただひとつ。
「自分たちが本当に乗りたいギアを設計・製造し、仲間たちと分かち合うこと」。
その言葉どおり、すべてのバインディングはワシントン州ノースベンド、カスケード山脈の麓にある自社工場で、スノーボーダーの手によって組み立てられている。ホームマウンテンのAlpentalまで車でわずか20分。平日の朝でも出勤前にパウダーを滑るスタッフの姿が日常だという。滑り手であり作り手でもある彼らの感覚が、製品にそのまま反映されている。

独自の「アクティブ・ジョイニング」テクノロジーも、そうした現場から生まれた。バインディングとボードの接点に予圧(押し付ける力)をかけ、スプリットボード特有の遊びやズレを排除する仕組みだ。この技術を軸に、リゾートからバックカントリーまでを一台でまかなう着脱式のシステムを築き上げたことが、Karakoramならではのポジションを確立した理由だろう。

「良いターンを刻んだなら、次もまた良いターンを」創業者兄弟が掲げるこの言葉が、18年を経た今もブランドの芯を貫いている。

26-27 ブランドの注目・ラインナップのトピックス

CONNECTシリーズのレバーレス・アップデート

「CONNECTシリーズ」は、ナイロン製シャーシにアクティブ・ジョイニングを搭載したプロダクトラインだ。長年親しまれてきた柔らかな踏み心地と、複数のボードを自在に乗り換えられるクイバー機能を一台に収めている。2014年のリリース以来、10年以上にわたる開発と数万本のラップを経て磨き上げられてきたラインでもある。

 その目標は当初から変わっていない。「バインディングを通して、ライダーとボードの間に調和を生み出すこと」。26/27モデルでは、この理念をさらに一歩前に進めるアップデートが全4モデルに施された。 

LAYBACK
 
重量795g 低めで柔軟なサーフサイドウォールが膝を落とした動きを許容し、Airpod Surfストラップが足首の自由な動きを確保する。

フレックスは4モデル中もっとも柔らかく、3D成形のEVAフットベッドがブーツ裏にフィットしてクッション性を高める。地形をサーフ感覚で流したいライダーに向いている。

Flex:1/5

Size:S、M、L

¥91,300(税込)

付属:Quiver-Connectors ×2 Sets

最大の変更点は、ヒールカップ下部のレバーを廃止した「レバーレス設計」への移行である。従来はQuiver Connector(クイバーコネクター)との脱着時にレバーを引き上げてロックする仕組みだったが、新設計ではフットベッド付近でロックする方式に変更された。

装着時の「押し込む」動作とロック動作が同じ下方向に統一され、力の弱いライダーでも確実に操作できる。外観もすっきりとした仕上がりになり、わずかながら軽量化も果たしている。

レバーレス化が適用された4モデルと主な特徴は次のとおり。

FREE RANGER

重量825g 内側に低いサーフサイドウォール、外側に高いパワーサイドウォールを配した非対称設計が特徴だ。

リアクティブハイバックがブーツを包み込みつつ、ふくらはぎへの圧力を軽減。

LAYBACKの自由度とULTRA RANGERの力強さの中間に位置し、一本でフリーライドからサイドカントリーまで幅広くこなしたいライダーに適している。

Flex:3/5

Size:S、M、L

¥102,300(税込)

付属:Quiver-Connectors ×2 Sets

ULTRA RANGER

重量700g カーボン・ナイオライト(カーボン繊維強化ナイロン複合素材)製シャーシを採用した、シリーズ最軽量かつもっとも硬いモデルだ。

同素材のハイバックとサイドウォールにより、振動吸収性と反応性を高い次元で両立している。スプリットボード用インターフェースが標準で付属しており、登りの軽さと下りの攻撃力を兼ね備える。

ESPパッドが高周波の振動を吸収し、長時間のツーリングでも足への負担を軽減してくれる。リゾートでもバックカントリーでも妥協したくないライダーの本命といえるだろう。

Flex:3/5

Size:S、M、L

¥145,200(税込)

付属:Split Interface

WAYFINDER


重量795g USW5(日本サイズ22cm)から対応する、小さな足に特化した専用設計。ストラップ、シャーシ、ハイバック(かかと側の背板)、フットベッドのすべてが小型ブーツ向けに仕立てられている。

既存モデルのサイズダウンではなく、足の小さなライダーに最適なフレックスとフィット感を一から設計した点が大きい。

女性や足の小さなライダーにとって、妥協せずに済む貴重な存在だ。

Flex:2/5

Size:S、M

¥102,300(税込)

付属:Quiver-Connectors ×2 Sets

いずれのモデルもQuiver Connectors対応で、複数のボードをビスの付け替えなしに乗り換えられる。さらにConnect Split Conversion Kit(スプリット変換キット)を追加すれば、バックカントリー仕様への拡張も可能だ。

Karakoramの魅力

クイバーシステムの実用性は、Karakoramを語るうえで外せない。Quiver Connectorsを手持ちのボードに装着しておけば、バインディングを上から載せるだけで乗り換えが完了する。

スタンス幅もアングルもそのまま保持されるため、工具を出す必要は一切ない。朝はパウダーボードで深雪を堪能し、午後はカービングボードに切り替える。そんな贅沢な使い方が、手間なく実現できる。

アクティブ・ジョイニングによるエッジの食いつきにも注目したい。接点に予圧をかけることでスプリットボード特有の遊びを排除しており、締まった雪面やアイスバーンでも踏み込んだ力がダイレクトにエッジへ伝わる構造だ。

プロライダーの藤田一茂をはじめ、ブランドのアンバサダー陣が実戦で信頼を寄せている技術でもある。

すべてのバインディングが米国の自社工場で手作業により組み立てられている点も、長く付き合ううえで見逃せない。部品供給や修理対応まで自社で完結できる体制は、高価なギアだからこそありがたい。

1セットのバインディングで、あらゆるボードと山を繋ぐ。そのコンセプトをここまで高い完成度で実現しているブランドは、現状ほかに見当たらない。

26-27デジタルカタログ

BRAND info

Karakoram(カラコラム)

URL:https://www.hasco.co.jp/karakoram/

取扱い/ハスコエンタープライズ