オリンピアン佐々木明が2シーズン着用し続けたウェア、THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)のA-CAD (エーキャド)。「俺が俺らしくいられるウェア」と称する、そのワケとは?
“滑る”楽しさをあらためて教えてくれた1着

雪山を登って滑るスキーヤー、スノーボーダーのために開発されたザ・ノース・フェイスのスノーライドカテゴリー『スティープシリーズ』。そのハードシェルの核を担うのが、19/20シーズンに登場した防水通気素材「FUTURELIGHT(フーチャーライト)」モデルだ。「FUTURELIGHT」最大の特徴は、通気性[空気を行き来させる作用]がズバ抜けて高いこと。激しい運動量を伴っても1日を通して脱ぎ着をしない心地よいアウターを! というグローバルアスリートの要望を叶えるために生まれた新しい素材。このシリーズでもっともタフで厚手なのが、FL A-CAD JACKET & BIBだ。

FL A-Cad Jacket
XS~XL(USAモデル)/全4色/ 6万6000円+税
比較的厚い生地を用い、ハードに使えるフリーライドモデル。「大きいポケットには行動食をたっぷりいれます」

FL A-Cad Bib
XS~XL(USAモデル)/全2色/ 6万円+税
75Dの表地をメインに使用した厚くてタフなビブ。ライディング姿勢に沿った3D設計で動きやすく、しなやか
雪山で2年間着続けてきたザ・ノース・フェイス・アスリート佐々木明は、A-CADの魅力をこう語る。
「気象条件が日本一厳しい冬の谷川岳からゲレンデまでコレ1着で2シーズンを過ごしました。生地が厚いので防風性が高く、保温力があります。だからハイクアップは蒸れる? と思われがちですが、抜群の通気性としなやかさで、一日中着たまま行動できます」
場所が変わっても、レイヤリングは変わらない。A-CADの内側は常時メリノウールのベースレイヤーにベントリックスジャケットというシンプルな組合わせ。「通気性がより高いエクスペディションモデルも着ましたが、風通しがいい分ダウンジャケットを羽織る必要があったりとレイヤリングが面倒で(笑)。厚い殻に包まれたようなA-CADは、ちょっとしたファスナー開閉だけで体温調節がラクにできるんです」
A-CADは懐が深い。元アルペンレーサーの縦へ落ちる挑発的な滑りから、遊び手としての自由奔放なラインまで幅広く後押しする。「ウェアは自分の滑り=表現を妨げるものであってはいけません。フィジカルにしてもスタイルにしても。A-CADは自分の滑りを100%表現し、滑る楽しさをあらためて教えてくれた1着です」
おすすめレイヤリング

FL Ventrix Jacket
S ~ XL /全3色/3万5000円+税
表地のFUTURELIGHTにスリット入りの中綿を封入した動けるインサレーションジャケット。

L/S HOT Crew
ロングスリーブホットクルー
S ~ XL /全2色/ 6800円+税
激しい運動量を伴っても汗冷えしにくく、速乾性と保温力、伸縮性に優れたベースレイヤー。

HOT Trousers
ホットトラウザーズ
S ~ XL /全2色/6800円+税
汗を素早く吸い上げて汗冷えしにくい起毛生地を用いたテクニカルタイツ。
佐々木明-Akira Sasaki-
1981年、北海道北斗市出身。アルペンW杯で表彰台に3度立ち、ソルトレイクからソチまでオリンピック4大会連続で出場。アジア人として稀有な成績を残した。競技を離れた後、世界各地を滑りながら、映像制作の構想を練り「Akira’s Project」をスタート。自らがプロデュースしノルウェー、モンゴル、谷川岳を滑る。
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