バックカントリー必須のアバランチビーコン | 選び方のポイント & ’21-22使ってみたいモデル

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バックカントリーに出るのに一番重要ともいわれる必携アイテムがアバランチビーコン(トランシーバー)。ガイドなどが使用する多機能な高性能モデルから一般スキーヤーが扱いやすいモデルまで多種多様だ。どのようなことに着目して選べばよいだろうか。

アバランチビーコンの役割

アバランチビーコンは雪崩に巻き込まれて埋まってしまった人の位置を特定するために必要な機器。雪崩に巻き込まれた場合の生存率は15分以内で92%、45分後には26%と急激に低下する。15分以内に素早く発見し掘り出すために、埋没ポイントをビーコンで把握する。

Photo by ORTOVOX

ビーコンの仕組み

捜索者が受信モードに切り替えると約1秒間隔で電波が発信される。通常は無線信号を発信する送信モードにセットしておき、雪崩が発生したら捜索者側が受信モードに切り替える。送信モードでは457kHzの微弱電波を発信し、受信モードでは電波を発信している雪崩ビーコンの位置を特定する(距離や方角を示す)。

受信モードは埋没者を見つけるため、送信モードは見つけてもらうためだ。メーカーにより性能差はあるが互換性を持ち、異なるメーカーにより作られたビーコン同士でも送受信の機能が働く。埋没者のビーコンが発する信号を捉える形で位置を探し当てる。

ビーコンにはアナログ式・デジタル式・デジタルとアナログの切替式の3タイプがある。アナログ式にはアンテナが1本内蔵されており、デジタル式には1~4本のアンテナが内蔵されている。アンテナが多いほうが捜索精度は高くなる。アナログのほうが受信感度は高く広範囲の受信が可能だが、扱いには熟練が必要になる。

その意味では、アナログとデジタルの切替式は、埋没ポイントまで距離の遠い間はアナログで受信し、近くなったらデジタルで捜索するという、両方のいいとこどりをした形だ。

photo by bca

ビーコンの使い方を動画で見てみよう

これらはAvSAR(日本雪崩捜索救助協議会)による雪崩の救助に関する動画。ビーコンの扱い方やビーコンを使った実際の捜索がどのようになされるのかがよくわかる。

選び方のポイント

BC初心者は、デジタル式、もしくはアナログアンテナとデジタルの切替式がオススメだ。アンテナもおおよそ3本がスタンダードなので扱いやすい。受信帯域は50mあればOKだろう。

まず、機器そのものに複雑な操作が必要なものだと初心者には大変だ。
・操作がシンプル
・グローブをつけたままでも素早く操作できる
・液晶画面が大きく、表示が視認しやすい
・持ちやすい
・バッテリーが長時間持つ
・重量は軽め

一般のバックカントリーユーザー向けに必要な機能は備えて価格を抑えたものから、ガイドやパトロールが使用する多機能なものまで、価格帯は2万円~6万円代など多様だ。一人の埋没者を捜索することに秀でているもの、複数の埋没者捜索に性能を発揮するもの、などの特性の違いもある。

ビーコンは実際に雪上できちんと使いこなすには、繰り返しのトレーニングが必要だ。BCにこれから挑戦する人なら、まずはBCガイドツアーに参加して、レンタルで試してみるのも良い。


’21-22 注目モデルをPICK UP!

MAMMUT/
Barryvox S

5万9400円
11.5×6.7×2.7cm/210g(電池込)

新モデル「Barryvox®︎S」では操作性が飛躍的に進化。見やい大型ディスプレイ、グローブをつけたままでも操作が可能、耐衝撃性、直感的なピープ音声による捜索ガイダンス、画期的でシンプルなビジュアル・インタフェースまで、多くの先端技術を搭載。受信帯域70mと広範囲に及んで捜索できるため探索時間が短くて済む。二次雪崩に巻き込まれた場合、自動でサーチモードになるなど、高機能が詰まったフラッグシップモデルだ。

◆公式HP:https://www.mammut.jp/

ARVA/
Neo Pro

5万1700円
12×7.3×2cm/240g(電池込)

ガイドなどのエキスパートに必要な機能が詰まったモデル。埋没者は3人まで表示でき、それ以上の場合は+で表示される。マーキング機能付きで、捜索がさらに効率よくスピーディに行える。捜索受信幅は70m

 ◆公式HP:http://www.aussti.co.jp/index.html

ARVA/
EVO5(AR004)

4万700円
11×7×2cm/170g(電池込)

プロユースのハイエンドモデルではなくエントリーモデル。デジタルトリプルアンテナで探索距離は50m。スマートフォンをはじめとする電子機器との干渉管理にも優れている。性能的には上級モデルにも引けを取らないのに重量は170gと小型軽量モデル。 その上、価格は4万700円とかなり破格!

 ◆公式HP:http://www.aussti.co.jp/index.html

BCA/
TRACKER 4

5万3900円
12×7.5×2.6cm/215g

すでに高スペックだった旧モデルに扱いやすさの改良が加わった。持ちやすさや液晶画面の大きさ、各パーツの扱いやすさに手を加えている。使用電力量が少ないため、長時間使用できるという安心感もある。

◆公式HP:http://www.k2japan.com/brand/bca.html

BCA/
TRACKER 3

4万8400円
11.6cm x 7.1cm x 2.3cm/215g

TRACKER3は瞬時のリアルタイム表示を備え、BCAビーコンのなかで最薄の使いやすいモデル。シグナルスープレッション(信号の抑制)モードとビッグピクチャー(大画面)モードにより、重要な複数の埋没者を検索できます。よりアクティブなライディングに干渉せず、収納性も考慮したデザインだ。

◆公式HP:http://www.k2japan.com/brand/bca.html

BCA/
TRACKER S 

5万3900円
11.6cm x 7.1cm x 2.6cm/215g

モーションセンシング、電子機器パフォーマンステスト機能、アップグレード可能なソフトウエアを除外し、性能はTRACKER4やTRACKER3と同じだが、操作性や価格をエントリーユーザーに標準を合わせ手頃にしている。ハーネスとバッテリーが付属。

◆公式HP:http://www.k2japan.com/brand/bca.html

Black Diamond/
リーコンLTビーコン

4万2900円
11.4×7.5×2.6cm/160g(電池込)

Black Diamondのビーコンで最も軽量かつ最小のビーコン。装備を少しでも軽くコンパクトにしてくれる。滑りにくいよう持ち手が改良されている。受信範囲は60m。複数の埋没者のマーキング機能をもつ。Bluetoothによってソフトウエアをアップデート可能。

◆公式HP:https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/index.html

ORTOVOX/
DIRACT VOICE

5万3900円
12×7.9×2.3cm/210g(電池込)

世界初の高水準の捜索音声ナビゲーションシステムを搭載した革新モデル。英語の音声に導かれ、目隠しをしていても埋没者を発見することができるため初心者には最適。捜索有効範囲50m、充電式電池(充電端子はUCBタイプC)を採用。スマートフォンのバッテリーなどとも共有でき、荷物の軽量化にもなる。ソフトウエアのアップデイトも無料アプリを通じてユーザーが行える。

◆公式HP:http://www.magic-mountain.jp/

PIEPS/
マイクロBTレース

4万2350円
10.6×7.4×2cm/150g

直観的に操作できるPIEPSブランドの最小・最軽量モデル。150gという驚きの軽さを誇りながら、画面は大型ディスプレイを採用。受信範囲は50m。送信モード/受信モード切替のボタン式スイッチを搭載。性能はマイクロBTボタンと同じ。Bluetoothによりスマートフォンで各種設定、ソフトウェアアップデート、バッテリーの最適化が可能。

※アプリの機能は製品ページ詳細を参照
https://www.lostarrow.co.jp/store/g/gPP41110/

◆公式HP:https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/index.html

PIEPS/
ピープス パウダーBT

3万9600円
118×76×2.9cm/220g

50mの受信範囲と精度の高い3アンテナを備え、シンプルながら迅速かつ正確な捜索をサポート。本体スイッチ部分はソフトタッチで操作性に優れる。Bluetoothによりスマートフォンで各種設定、ソフトウェアアップデート、バッテリーの最適化が可能。付属のハーネス型キャリングポーチによりすっきりと携帯でき、緊急時に素早く取り外すことができます。十分な機能を備えながらこの価格は魅力。

※アプリの機能は製品ページ詳細を参照
https://www.lostarrow.co.jp/store/g/gPP41110/

◆公式HP:https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/index.html


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