ライダーがこの冬使い倒した愛用のギアについて、インプレッションを語ってもらおう。
今回は奥美濃を中心に活動する草刈皓介の愛用スキー、ブーツ、ビンディングだ。
草刈皓介 32歳
岐阜のヒマラヤ本館でスキーアドバイザーとして勤務しつつ、奥美濃エリアからInstagramを中心にパークライディングを発信している。
Instagram：@kosk_k
草刈皓介のセットアップ
スキー：ON3P MAGNUS 90 176cm（116-90-114）'21-22モデル
ブーツ：GEN FACTORY FUTURE 85 '22-23モデル
ビンディング：LOOK P14 GW '22-23モデル
各ギアの評価とレビュー
スキーレビュー
ON3P MAGNUS 90
●硬さの印象を5段階で（★1=ソフト←→★5＝ハード）
ノーズ：★★☆☆☆
センター：★★★☆☆
テール：★★★☆☆
●適したシーンを5段階で
Powder：★★★☆☆
Grooming：★★★☆☆
Hard pack：★☆☆☆☆
park：★★★★★
Moguls：★★★☆☆
Touring：なし
●よく使う状況
1シーズン通してパークで使用。
●レビュー
自由度の高い深いロッカーと、バンブーコアの軽快なスイングウェイトが魅力。トップtoテールのカーボンシートが、高い反発力とポップ感を出してくれる。耐久性がとても高く、ハードなパークライディングを1シーズン続けても剥離やエッジ割れがほとんど生じない。パークライド重視の方には間違いないモデル。
長さに関しては昨シーズンから176㎝を選択しています。身長+11㎝とやや長めですが、ロッカーのレンジが深いON3Pは少し長めのレングスの方が、ロッカーとキャンバーのバランスがいいと感じています。
ブーツレビュー
GEN FACTORY FUTURE 85
●硬さの印象を5段階で（★1=ソフト←→★5＝ハード）
ロワーシェル：★★★★☆
アッパー：★★☆☆☆
●適したシーンを5段階で
Powder：★★★☆☆
Grooming：★★★☆☆
Hard pack：★★☆☆☆
park：★★★★★
Moguls：★★★★☆
Touring：なし
●ご自身がよく使う状況（時期、場所、コンディションなど）
1シーズン通してパークライドで使用。
●レビュー
異素材を組み合わせることで、クッション性とパワー伝達性と両立したパークライド専用ブーツ。フリースタイルに特化したナチュラルな角度を採用し、瞬発的な動きやひねる動きが可能でスタイルを出しやすい。昨年から採用しているワイヤーバックルは、締め込んでも部分的なストレスがなく、足を包み込むようにきれいに締まる。フィット感と自由度が求められるパークライドに最適。アッパーは柔らかく脛が入りやすいので、パーク初心者の方にもおすすめ。今期3シーズン目となる自身のプロモデル。
ビンディングレビュー
LOOK PIVOT14 GW
●印象を5段階で
パワー伝達感：★★★★☆
信頼感：★★★★★
使い心地：★★★★★
軽量感：★★★☆☆
登高モードチェンジの操作感：なし
ヒールリフターの操作感：なし
●適したシーンを5段階で
Powder：★★★★☆
Grooming：★★★★☆
Hard pack：★★★★☆
park：★★★★★
Moguls：★★★★★
Touring：なし
●よく使う状況（時期、場所、コンディションなど）
1シーズン通してパークで使用。
●レビュー
誤解放はしないが危険な捻りが加わった時には解放してくれる、しっかり仕事をしてくれる信頼感の高いビンディング。比較的ヒールピースの重量がある方だが、重心が踵に近い位置にくるので重さを感じにくい。耐久性も高く数年使っても全く壊れない。
