バックカントリーを滑るにはスキー場で使っているギアに加えて、さままざな道具が必要になってきます。
管理されていない雪山に足を踏み入れ、滑ることに加えて登る行為が増えることで、行動時間や場所にかかわらず、ちょっとした冬山登山のような装備は必須です。
そこで1月末に開かれたブラックダイヤモンドやスカルパなどバックカントリースキーギアを取り扱う、ロストアロー主催の講習会「バックカントリースキーギア体験会」を取材。ハイクアップギアやアバランチギアの適切な使い方や扱い方を学ぶ講習会から一部を抜粋し、バックカントリー初心者向けのハウツー映像集を用意しました。映像は全部で10コンテンツあります。
今回はストック。
講師の山岳ガイド鳴海玄希さんに、スキーポールについてレクチャーしてもらいました。ハイクアップ時の適正な長さや調整方法、バックカントリーにおける握り方を伝えます。
Step.1 ハイクアップ時の長さと握り方
※ここで紹介している内容は講習の一部です。
・この映像で使っているギア
ブラックダイヤモンド/トラバース3ポール
トラバースポールに三段階で調整ができるアルミ素材のモデルが登場する。上段は18mm径、中段は16mm径、下段は14mm径。よりコンパクトに携帯したいスキーヤーやとくにスノーボーダーにおすすめ。バックルやヒールリフターの操作をしやすいフック形状のグリップトップはハイクアップ時に重宝する。グリップ下にはラバーエクステンショングリップを備え、持ち替えを頻繁に微調整することも容易だ。長さ調整は長年の実績から信頼のおけるフリックロックシステムを採用。

