バックカントリー入門 How to「ビーコン」by ロストアロー バックカントリースキーギア体験会

バックカントリーを滑るにはスキー場で使っているギアに加えて、さままざな道具が必要になってきます。
管理されていない雪山に足を踏み入れ、滑ることに加えて登る行為が増えることで、行動時間や場所にかかわらず、ちょっとした冬山登山のような装備は必須です。

そこで1月末に開かれたブラックダイヤモンドやスカルパなどバックカントリースキーギアを取り扱う、ロストアロー主催の講習会「バックカントリースキーギア体験会」を取材。ハイクアップギアやアバランチギアの適切な使い方や扱い方を学ぶ講習会から一部を抜粋し、バックカントリー初心者向けのハウツー映像集を用意しました。映像は全部で10コンテンツあります。

【アバランチギア】
・ビーコン
ショベル
プローブ
・アバランチバックパック

今回はビーコン。
ロストアローの橋本さんと坂本さんに、ビーコンについてレクチャーしてもらいました。内容を2つに分けています。
ひとつは、ビーコンの装着について、その方法や注意点に触れます。もうひとつは、アバランチレスキューの方法について。ここではビーコンを使ったアバランチレスキューのおおまかな流れをなぞった内容になっています。

※ここで紹介している内容は講習の一部です。

・この映像で使っているギア

ピープス/ピープス プロIPS

80mという広大な捜索幅と、電磁気干渉保護システムを備えた、最も先進的な雪崩ビーコン。デジタルフロントエンドの採用と、2つのアンテナを同時に処理する「デジタルアンテナ同時シグナル処理」によって、80倍の高速処理(当社比)が可能になった。特徴的な折りたたみ式のバーにはXアンテナが内蔵されており、より広い範囲の捜索ができる。また、それだけでなく、発信モードでは電源スイッチを覆い隠すようにバーを折りたたむため誤作動の防止や、捜索モードではスマートウォッチなどの電子機器からXアンテナを遠ざけることにもひと役買っている。

発信時の状態。サイズ120x75x24mm(縦×横×奥行)
捜索時はXアンテナを内蔵したバーを立ち上げる。重量は212g(電池込み)

取材協力/ロストアロー
映像撮影・編集/芳川大樹
映像構成・テキスト/森山伸也

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