あのBOOKOFF(ブックオフ)でスキーギアを買い取ってくれるって、知ってました?

「本を買うなら、売るならBOOKOFF」だが、実は「BOOKOFFでスキーやスノーボードが買える・売れる」って知ってた?
その真意と実際に迫ってみたい。

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BOOKOFFにスキー・スノーボード用品があること知ってた? 

圧倒的にウィンター用品に強い名古屋の「BOOKOFF SUPER BAZAAR カインズモール名古屋みなと店」売場はこの通り!

板やブーツはプロショップで買ってきたというコアなユーザーにとって、リユースショップでスキー・スノーボードの中古品を買うことはイメージが湧きにくいかもしれない。しかし、自分が大枚をはたいて手に入れた高額ギアが、「さすがにもう使わないな……」となったとき、下取りに出せる?! 売れる? となれば、俄然興味が湧いてくるに違いない。

そこで、BOOKOFFとはどんなお店なのか、モノの流れはどんな仕組みになっているのか、ひいては、BOOKOFFという会社は何を考えて何をしているのか? BOOKOFFリユース商品部の佐藤さんを訪ねて、話を聞いてみた。

どうしてBOOKOFFでスキーやスノーボードを扱うようになったの?

「実はBOOKOFFでスポーツ用品の扱いは23年目になりまして、歴史としてはかなり積み上がってきている商材になります。ウィンター用品の扱いは、最初はスノースポーツが好きな社員の希望から始まって、関東・東北・北海道で徐々に広まっていった感じです。季節商材なので、スキー・スノーボードの道具やウエアはどうしても押し入れに眠ってしまう……。それを、地域の人々に「ぜひお売りください」というメッセージを粘り強く発信してきて、それがうまく伝わっていった結果、お店に商品が並ぶようになっていったんです」
という佐藤さん。

じつはひと口にBOOKOFFといっても店舗形態には種類があり、レギュラーの「BOOKOFF」、アパレルをプラスした「BOOKOFF PLUS」、そして大きな売場ですべてを扱っている総合店舗が「BOOKOFF SUPER BAZAAR」と、3つある。現在では全国約700店舗あるBOOKOFFのうち、SUPER BAZAARの約45店舗で、スキーやスノーボード、ウエアやアクセサリーが充実した品揃えで展開されている。
加えてYahoo!オークションでも出品しており、実はオールシーズン、BOOKOFFでスノーアイテムを購入することができるのだ。ウィンター用品は、今やマリンやゴルフに並ぶ大きな事業規模となっているという。

佐藤さんによると……
「23年に渡るノウハウの蓄積によって、スキーやスノーボードの品質や状態の確認をしっかりとして、適切な値段をつけていくという仕組みができ上がったんです。それがいま、お客様にすごく支持されているのかな、と思っています。

”BOOKOFFってどうせ10円でしょ“ というイメージを持っている方もいるかと思うのですが、そんなことはなくて(笑)。

スキーやスノーボードは、新品で考えると大きな金額のギアアイテムですから、お値段をつけるものはしっかりとつけ、お客様から買い取りをして、次の方に販売ができているというのが、一つ大きな事業として成功した形だと思っています」

スノーグッズの売買の動き・いつどのようなものが扱われている?

5号札幌宮の沢店は北海道で一番ウィンター用品が充実している店舗

スノーグッズの売買の動きはどうなっているのか?

「地域によってスノーギアの扱いは様々で、地域性と客層の特性がミックスされて扱われています。群馬であればスノーボードが強く、東北ではスキーが若干強めなんです。全体として、BOOKOFFという屋号から、客層はファミリー層がとても多いんですが、ファミリーにはやはりスキー用品が売れやすい。お子さんは年々成長しますし、すぐにサイズアウトしてしまいますからね。
ちなみに北海道では、市場の人口として眠っているのはスノーボーダーといわれているものの、BOOKOFFではスキー用品が非常によく売れています。とくにジュニアコーナーですね。

ウィンター用品が売れるのは12月・1月がピーク。一方、買取りが増えてくるのが10月・11月です。秋はシーズンイン前の買い替えのシーズン、または押し入れを冬物に入れ替えたりする時期ですね。あとは年度末の3月・4月、やはり引っ越しや大掃除の季節ですから」。

話をうかがった6月時点での、スキー板の在庫数が4,000点以上。12月の在庫ピーク時には、6,000点以上になるという。

一体、どんなタイプのスキーが持ち込まれるのだろう?

「スキーに関しては、やはり新品の市場から流れてくるお客様の物をお売りいただく、というスキームになるので、どうしても2、3年はズレてくる感じになります。‘23-24シーズンモデルが出てくるのは、3、4年後でしょうか。なかには新品をすぐ売られるお客様もいますが、どうしてもタイムラグが発生してしまいます。また、基礎やアルペンレーシングの板ではなく、フリースキーが多いですね。オールラウンドなモデルが人気です。レーシング向きの板などは、買い取りの金額もちょっと抑えられています」

佐藤さんに、ちょっと強引にSTEEP読者が好みそうなパウダー・フリーライド系のスキーの掘り出し物はないか? 現場の実際を聞いてみたところ、こんなスキーが確認できた。これは相当な上物ではないか! これらはYahoo!オークションでも販売中、店舗に行かなくても誰でも手に入れることができるのだ。

・Armada |Edollo 2022  
・Atomic  |Bent Chetler
・ARMADA |INVICTUS

「スポーツを楽しむ方をもっと増やしたいという思いが根底にあるので、エントリー層に、シーズンを通して飽きずにずっと楽しんでいただくためには、やはり良質なアイテムを渡さないと続かないと考えているんです。新しいテクノロジーが入っているとか、安全性が担保されているとか、良質なものをお売りいただいて、エントリーに渡して、エントリーが楽しんで、というサイクルを作れればなと思っています。すると、やはり良質なプロダクトをお持ちのコアな方たちに向けて、BOOKOFFがこういった良質なギアも取り扱っているんだよ、ということを、ジュニアアスリートを支援、応援したり、大会に協賛したりすることで外にアピールしているということもあります。

エントリーの方がBOOKOFFで買ったギアで楽しかった体験をしてくれたら、次はプロショップに行ってもらっていいと考えていまして、逆にBOOKOFFでずっと買い物をするより、神田に行ったほうがいいですよ、とアドバイスをしたりもします。神田で良いモノを買って使い終わったら、今度はまたそれをBOOKOFFに持ちこんでいただく。その流れが一番いいかなと思っていて、市場的にも大きくなれるんじゃないかなという考えを持ってやっています」。

BOOKOFFで自分のモノを売る「買取りの仕組み」

自分の愛用スキー、もしBOOKOFFに持ち込んだらどんな値段で売れるのだろう?

「買取の査定は詳細なマニュアルがあり、毎年アップデートをかけています。そこにはトレンドも加味されています。ウエアって面白くて、流行りが何年かして一巡するみたいな現象があります。例えば、最近プルオーバータイプのウエアが、新しいもののように出てきていますが、あれって20年前くらいに流行っていましたよね(笑)。そういったトレンドはニューモデルを見ながらでないとわからないので、データーベースにしっかりとトレンド情報も入れた上での査定をしています。全国にスポーツ用品のエリアマネージャーがいて、地域でアンテナを張っていますので、現場の動向を敏感にキャッチしています。去年はこのモデルが売れて、いまはこのブランドがきてるね、とか。彼らの情報と知力を集結して、査定のマニュアルに落とし込んでいます。

また、中古品なので“年式”というのは一つ重要な指標ですが、そこに”状態“が掛け算になります。板ならソールの傷や歪みなど、細かい状態をチェックします。ウエアなら破れ・汚れ・ジッパーなどの機能ディテール部分です。

 「年式×状態」だけでなく、ブーツはサイズによって買取価格も違ってきます。28.5~29cmはとても売れ筋、メンズでは26.5㎝以上はランクアップ査定になります。レディスだと23.5㎝は高値がつきやすいです。それより小さなサイズになるとジュニア扱いになりますから。ウエアでいくとランクアップ査定になるのは、今はもっぱらビブパンツですね~。これは正直かなり探しています(笑)」

ウィンターにひときわ強い店舗がある

スキー用品の買取りをしてくれるのはBOOKOFF SUPER BAZAARのみ。買取扱いは通年対応してくれるが、シーズン前には「買取強化」なる期間やキャンペーンが設けられることも多いので、そのタイミングを狙うといい。また、同じSUPER BAZZAR店でも、実は地域によってウィンターにひときわ「強い」店舗がある。やはり雪国だったり、都市部になる。いくつか紹介しよう。(一部SUPERBAZAAR以外の店舗でも取扱いある場合があり、HPにて確認をお願い致します)

もし愛用ギアを買取りに持ち込むなら、しっかり良い査定をしてもらえる期待も大で、狙いどころだ。

「STEEPのユーザーさんのように、本格的に滑っている方からすると、まだBOOKOFFのことはあまり知られてないと思うので、この機会にしっかり知っていただいて、皆さんが愛用された良質のプロダクトをぜひ売っていただきたいなと思っています」
と佐藤さん。

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