重い腰を上げた冬将軍の襲来がものすごいここ数日ですが、先週末にオープンした野沢温泉にSTEEP編集部はお邪魔させていただきました。
今季の野沢温泉、注目はなんといってもこれでしょう。
新長坂ゴンドラリフト

長坂センターハウスのリニューアル(現在進行系)

最新スノーマシンの導入

「広い・早い・静か」の三拍子が揃った新長坂ゴンドラリフト
途中曇ったりしているのは許してください。なお、現在12/18は全面雪景色になっているはずです。
「新長坂ゴンドラリフト」はこれまで湯の峰の中間駅を経てやまびこエリアにアクセスしていました。それが、山麓の長坂エリアからやまびこエリアまで一直線のルートに変更。片道約8分で上部に到着します。
新ゴンドラリフトは「広い・早い・静か」の三拍子が揃って、とにかく快適。 映像のように10人乗りのキャビンは床を除き(サマーシーズンはスケルトン仕様の特別キャビンあり)すべてガラス張りのため360度に渡って景色が楽しめます。


以前のゴンドラは立ち乗りタイプだったのですが、新ゴンドラはゆったりと座れます。一つひとつのレザーシートの幅は46cmと広くとられ、柔らかく座り心地抜群。防水性も高く清潔感があります。ゴンドラが支柱を超えるときの衝撃もあまり感じませんし、音が静かななのでスーッと動いて、気がついたら山頂駅に着いている感覚です。お邪魔した日曜はガスに巻かれるタイミングが多かったので、景色が楽しめず余計にそう感じたのかもしれません。

あと広さ。身長183cmの河野健児が立ち上がって手を拡げても十分なサイズ感です。高さ約2m30cm、幅約2m60cm。滑る準備が捗ります。





現在進行系で開発が進む新しい「長坂センターハウス」
新長坂ゴンドラの運行によって、これまであったゴンドラステーションは総合案内施設「長坂センターハウス」としてリニューアルしています。一部施設は現在進行形で工事が行われており、新ゴンドラ山麓駅と接続した完成の姿をみるのは21-22季になるようです。
「長坂センターハウス」は。インフォメーションセンターをはじめ、休憩に使える共有スペース、充実したレンタルが揃ったサロモンステーションなどが入っています。 また、石井スポーツは秋田・たざわ湖スキー場に続き2店舗目となるスキー場内ショップを営業しています。




気象状況を問わずシーズンインから絶好のコンディションに

予定していた12/12に確実にオープンできたのは、山頂エリアのやまびこDコースから上ノ平ゲレンデまで総滑走距離3250mに渡って最新のスノーマシンを22台設置したおかげです。 標高1400mほどにあるコースは天然雪と人工雪がミックスされ、距離も十分に滑れます。

先週日曜12/13は各地の積雪もまだ少ないため、この距離と広さを滑れる野沢温泉には多くの滑り手が訪れていました。まさにスノーマシンによる恩恵を最大限に受けた形です。着実なスタートはもちろんのこと、GWまでの営業も見込めそうですね。
この週末は寒波によって各地のスキー場も全面滑走間近でしょう。 新しくなったゴンドラはとにかく「広くて・早く・静か」。全面オープンすれば、ゴンドラ回しで長い距離を滑るのもコレまで以上にスムーズにできるでしょう。地形変化が豊富なロングコースを何本も繰り返し滑るという、新しい野沢温泉のルーティンも生まれる予感もします。 コンディションが整い出した年内中にこそ、スキー筋を作りに足を運んでみてはどうでしょうか。
MOUNTAIN STATUS







標高
1,650m
最長滑走距離
10,000m
標高差
1,085m
最大斜度
39°
コース数
36本
リフト
20本
G/R
2基/-本
※掲載されている内容は2020年12月の情報です。