湯沢エリアのパウダーおすすめスキー場とコース16選+α

日本有数の積雪量を誇る新潟エリアには、新幹線の駅や高速のインターから近く、アクセスも抜群というスキー場ばかり。都心からスッと2.5時間で雪深い山里へ到着、その便利さといったらない。湯沢エリアには、パウダーを滑るのが大好きな人、バックカントリー(BC)を滑ってみたいBC入門者も大量にやって来る。なぜならパウダーやBC初心者が安全にパウダーライドを始めやすい環境が揃っているからだ。そんなスキー場とパウダー名物コースを見てみよう。


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かぐらスキー場

都心から2時間半圏内のパウダー&バックカントリー天国

新潟県湯沢エリアの中では、パウダー、バックカントリー色が強いスキー場。営業は11月下旬から5月下旬。関東圏からのアクセスが良いことに加え、降雪量が多く、標高も高いことから雪質にも定評あり。ゲレンデ内パウダーコースは斜度も距離もあるラインが3本。他に、リフトアクセスからのサイドカントリー(通称田代落とし)は、降雪後は多くのフリースキーヤーでにぎわう人気スポットだ。

かぐらはバックカントリーへのアクセスもよく、頂上リフトからBC専用ゲートで入山することができる。登山届け提出とBC装備があれば滑走可能だ。ガイドサービスによる初中級者向けバックカントリーツアーも多数あるので、ゲレンデで基礎特訓をした後は安全にバックカントリーにデビューするにはもってこいだ。

東京から2時間半で行けるのに大自然を味わえて、なおかつ上越らしからぬ軽い雪が味わえるのが、かぐら。田代とつながっている部分も含めて滑れるエリアがとても多いところも人気の理由だ。

かぐらスキー場のパウダー名物コース

・F4:ジャイアントコース

最大斜度:27度 平均:21度 / 距離:611m / 斜面向き:ー

コース長600mを超える不整地バーン。かぐら第1高速を使ってアプローチ。降雪後も積雪が浅いと下付きするほど荒いバーンでもあるが、しっかり降った次の朝は、極上のパウダーフィールドが横に広く、縦に長く続く。足がパンパンになるほどの新雪を堪能しよう。

・F5:テクニカルコース

最大斜度:29度 平均:20度 / 距離:441m / 斜面向き:ー

かぐら第一高速のボトムから右側に見える急斜面コース。新雪時は朝イチパウダー狙い、降雪が無い時期や春はタフなコブコースとして有名だ。滑走距離は441mと短いが滑り応えはピカいち。

・Y3:チャレンジバーン

最大斜度:31度 平均:24度 / 距離:492m / 斜面向き:ー

田代第6ロマンスリフトを使う、田代エリア随一の急斜面パウダーエリア。かぐらの混雑を避けて朝イチはこちらを狙う滑り手も多い。田代湖を望みながら豪快なパウダー滑走を楽しめる。

+PLUS 和田小屋に宿泊して楽しむファーストトラック

かぐらのゲレンデ中腹、標高1,380mにある和田小屋に宿泊して、翌朝のファーストトラックを満喫できる。和田小屋に宿泊するゲストに限定のスペシャルサービス。’21-22シーズンの和田小屋の宿泊営業期間は、2022年12月17日(土)~2023年5月6日(土)。

開催期間:~2023年5月6日(土)
宿泊営業日は、土曜日・ゴールデンウィーク
料金:和田小屋 1泊2食(夕朝食付き)おとな ¥12,000/こども ¥9,500(小学生まで)
詳細:https://www.princehotels.co.jp/amuse/wadagoya/

◆公式HP/https://www.princehotels.co.jp/ski/kagura/winter/


苗場スキー場

急斜面の新雪を滑りたいのならバツグンの条件

かぐらを境に、苗場は上越と群馬の天気を両方併せ持っているフィールド。標高もベースが900mでトップが1600mなので、降るときはとても良質の雪となる。筍山に広がるゲレンデにゴンドラ3基、リフト11基が架かる24コースを擁し、最長滑走距離は4kmにもなる。最大傾斜32度の苗場の名物「大斜面」 を始め、FIS アルペンワールドカップの公認コースなど、急斜面6つを有する。

降雪後の非圧雪コースはスティープ&パウダーのスリリングなフェイスになる。斜度があり、雪もしっかり降るためゲレンデ内だけでも十分にパウダーが楽しめる。フリースキーヤーにかぐらが人気の分、朝早い時間や午前中だけ滑るにはパウダーの穴場ともいえる。急斜面の新雪を滑りたいのなら、かぐらや八海山より好条件という声も。

苗場スキー場のパウダー名物コース

・B3:女子リーゼン

最大斜度:30度 平均:26度 / 距離:415m / 斜面向き:ー

苗場自慢の急斜面コースのひとつ。Wカップ開催コース名から命名されたバーンは最大斜度30度、平均26度で、普段は非圧雪のコブコブコース。降雪後はロングランパウダーが楽しめるローカルに人気のコース。

・B2:男子リーゼン

最大斜度:32度 平均:25度 / 距離:581m / 斜面向き:ー

こちらもWカップバーン。整地時はカリカリの急斜面。降雪後はタフなパウダーバーンとなる。コース幅が広いから斜度感に惑わされるが、最大32度の急斜面。降雪後の朝イチは上級者にはたまらない舞台になる。

・K2:筍山ゲレンデ

最大斜度:32度 平均:21度 / 距離:435m / 斜面向き:ー

苗場頂上部のコース。森林限界を超える大自然を感じるバーン。こちらも不整地で降雪後はパウダーフィールドになる。筍山ロマンスリフトを使うが、降雪後は営業開始が他よりも遅れるため、下部のリーゼンコースを攻めた後にトップへというのがお約束だ。最大斜度は32度。

DESCENTEファーストトラック

苗場がフリースキーヤーに人気の理由の一つ、まだ誰も滑っていない「ノートラック&グルーミングバーン」が楽しめる「DESCENTEファーストトラック」。’22-23シーズンはプリンス第1ゴンドラでの開催となる。予約不要で当日の朝にチケットを購入。

開催期間:2023年1月1日(元日)、1月8日(日)~3月12日(日)の毎週日曜日
時間:7:30~ プリンス第1ゴンドラ乗車開始 8:00~8:30 滑走
料金:1,500円/人 ・シーズン券保有者 800円/人
詳細:https://www.princehotels.co.jp/ski/first_track/naeba.html

◆公式HP/https://www.princehotels.co.jp/ski/naeba/winter/


舞子スノーリゾート

フリーライドがうまくなりたければココ!

塩沢石打ICよりたったの1分! というマイカー派にはたまらなく便利なロケーション。 ゲレンデは3つのエリアにより構成され、ビギナーやキッズからエキスパートまで満足の全26コースを揃えて、その最長滑走距離は約6000mにもなる。

自然豊かな地形を活かし、奥添地エリアを中心に非圧雪やツリーランのコースがどんどん拡大している舞子。北向きのコースが多く、サラサラの魚沼パウダーが積もって、絶好のフリーライドゾーンとなっている。

舞子スノーリゾートのパウダー名物コース

・オフピステゾーン 

最大斜度:32度 平均:20度 / 距離:1000m / 斜面向き:北

条件付き開放の非圧雪エリア。 滑走距離約1,000m、最大傾斜32度。降雪時には 極上パウダーを味わえる舞子屈指の、魅惑の難関コース。

・チャンピオンコース 

最大斜度:32度 平均:30度 / 距離:170m / 斜面向き:北

気象条件付きの非圧雪コース。距離は短いが舞子最難関、フリーライドの世界規模の大会FWTの前哨戦、FWQ/フリーライドワールドクオリファイの採用コースでもある。

・グングンコース・Haglöfsツリーランエリア

最大斜度:24度 平均:15度 / 距離:820m / 斜面向き:北

中央部はモーグルの練習に最適なコブバーン。 奥添地クワッドリフト沿いは比較的コブが少なく、 降雪時はパウダーゲレンデに変身し、奥添地を一望できる見晴らしも最高。上部から見て左手には事前申請をして入る森の中のパウダーコース、Haglöfsツリーランエリアが並ぶ。どこを滑り降りても、最後はコースに戻ることができるので、ツリー入門者にも最適だ。

◆公式HP/https://www.maiko-resort.com/


六日町 八海山スキー場

ロープウェーで回す滑り応え満点の急斜面ゲレンデ

八海山に架かるロープウェーの周囲に作られた直線的な印象のスキー場。スキー場トップは標高1147mとさほど高くはないが、日本海からやってくる雪雲が最初に雪を降らせる豪雪地帯で、トップシーズンの降雪はハンパない。ロープウェー沿いに作られたコースは最大斜度26~35度、平均17~25度、標高差805mという男前なバーン。降雪後は太い板をひっさげた滑り手が集まるパウダースポットとして有名だ。

ゲレンデ下部は緩斜面、上部はすべて急斜面の上~中級コースというわかりやすい構成。雪をかぶった高く育った針葉樹林が美しく、北米のスキー場にも感じる他とはちょっと違う趣を感じるスキー場だ。

六日町八海山スキー場のパウダー名物コース

・D1エキスパートコース

最大斜度:35度 平均:22度 / 距離:917m / 斜面向き:北

ロープウェートップから第3ロマンスリフト乗り場までの一直線の急斜面ライン。最大斜度35度、平均22度と文字通り場内で最もエキスパートなコース。降雪後はリフト回しで。または、トップからロープウェー山麓駅まで一気のパウダーランも楽しい。通常は不整地バーンでコブコブ。パウダー以上に手ごわいコースとなる。

・A3ダウンヒルコース

最大斜度:26度 平均:17度 / 距離:1,193m / 斜面向き:北

ロープウェー沿い、下から見て左のライン。圧雪もされるため滑りやすく、中上級者に人気。降雪時はエキスパートコース以上に滑り手が集まる。こちらもロープウェー下までの一気滑走が可能だ。

・C1前倉コース

最大斜度: 29度 平均:16度 / 距離:894m / 斜面向き:北

第2ロマンスリフトを使って滑る中級向け斜面。最大斜度29度、全長894mのワイドバーンでアルペンのトレーニングバーンなどにも利用される。降雪後はほどよい斜度の新雪コースとなり。中級者のパウダートライにもお勧めだ。

+PLUS DESCENTEファーストトラック

六日町八海山スキー場の恒例イベント。今シーズンはD1コース以外は滑走可能で滑走距離3,000mのロングライドができる。ソフトドリンク券1枚付き。平日開催の有無は、前日の12:00正午までにWebサイト/フェイスブックに掲載。前日の12:00正午~5:00P.M.までにスキー場へ事前予約必要(電話のみ)

開催期間:~2023年3月12日(日)の全日
時間:8:00~受付 8:20 ロープウェー乗車
料金:おとな・こども(小学生まで)1,000円
詳細:https://www.princehotels.co.jp/ski/first_track/hakkaisan.html

◆公式HP/https://www.princehotels.co.jp/ski/hakkaisan/winter/


湯沢中里スノーリゾート

コアなパウダー&ツリーラン愛好家も大満足

湯沢ICより約10分、JR越後中里駅とスキーセンターは直結していて電車でもアクセスが楽々 。実際の列車を利用したユニークなブルートレインの休憩所をはじめとして、場内各所にブーツを脱いでくつろげる休憩施設が充実している。

ゲレンデは一見、ゆったりと広々した緩斜面が中心のファミリー向けのようだが、実はそれだけではない。コアなフリースキーヤーが感動するツリーラン&パウダースポットが'20-21シーズンから開放された。 木々の密度がバラエティでリズム変化が楽しい、斜面も地形変化が豊かで多彩。新しい湯沢中里は、まさに上級者の穴場的なワンダーランドと化した。

湯沢中里スノーリゾートのパウダー名物コース

・チャレンジバーン

最大斜度:32度 平均:25度 / 距離:370m / 斜面向き:西

非圧雪なので、雪が降った翌朝はラッキーなパウダーライディングも楽しめ、普段は手強いコブ道場になる。今シーズンのオフには、チャレンジバーン沿いのツリーランエリアを整備、拡張してさらに滑走エリアが拡がった。

・ジャイアントコース 

最大斜度:32度 平均:22度 / 距離:580m / 斜面向き:南西

第二ロマンスリフトを一本乗って到着するジャイアントコース。コブあり深雪ありの難所とされるエキスパート向き。スキー場正面に広がる新雪のオープンバーンを滑るのは爽快そのものだ。

・エクストリームコース

最大斜度:30度 平均:24度 / 距離:180m / 斜面向き:北西

コース入口がスティープで超ハードな非圧雪の難関コース。斜面が北西向きなのでパウダーがいい状態で保たれやすく、コンディションも安定的に良い。

・ツリーランエリア

非圧雪の広大なツリーランコースとして、ゲレンデ向かって右側の山をまるっと滑れるようエリアを開放している。パウダーが降り積もれば30度越えの急斜面は最高のフェイスとなる。適度な感覚で木が間伐されていて滑りやすい。斜面も5種類も豊富なので、好みや積雪量によってラインが選べる。

・ダイナミックコース /全長600m・最大斜度32° ・平均17°
・ジャイアントコース/全長580m・最大斜度32° ・平均22°
・チャレンジバーン/全長370m・最大斜度32° ・平均25°
・エクストリームコース/全長200m・最大斜度31° ・平均24°
・トレーニングバーン/全長250m・最大斜度31°・ 平均25°

◆公式HP/https://www.yuzawa-nakazato.com/winter/

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