Tanner Hall 最新ムービー「TANNER HALL FOREVER」 2020.10.06 リリース| それに先駆けてTeaser公開 !

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タナー・ホール、そのキセキ

その鮮烈デビューからまもなく20年。
これまでESPN X-Gamesで獲得したゴールドメダルは7つ、出演スキームービーは数え切れない。今や世界のトップブランドとなったARMADAを創立、いとも簡単にビックマウンテンをも席巻した。
Tanner ほど多様性に富んだキャリアを長く築いてきたライダーはいない。

さらには、FWTコンペティションへの参戦では周囲を驚かせもした。
その輝かしい栄光の記録と、誰もなし得なかった偉業を前に、
人はTannerをこう呼ぶ、「THE SKI BOSS」と。

フリーライド界の帝王タナー・ホールのこれまでの集大成をまとめ上げたムービーが、この秋リリースされる。タイトルは「TANNER HALL FOREVER」。タナーが「完璧」を求めて駆け続けてきた20年の軌跡と、その奇跡の存在に迫る作品になっているに違いない。リリースが楽しみでたまらない。

2020年10月6日のリリースに先駆けて、先日、世界に向けて配信されたTeaserを観てみよう。
英語へのテロップの代わりに、映像の中の言葉を拾ってみた。

TANNER HALL FOREVER

From Teaser 

俺が選んだんじゃない。向こうが俺を選んだ

(インタビューの始まり)
Interviewer:
多くの人が、Tannerはもう他のことに切り替えるべきだと考えているみたいだけれど、このことは気になりますか?

Tanner:0:07
いいや。ただわかるのは、17歳の頃に感じていたようなことを、今感じているということさ。

(Tanner17歳時のESPN Winter X-Games映像)

そして、正真正銘の完璧さでWinter X-Gamesの王者に。

 (インタビュー)
Tanner:0:25
If the passion is there and you’re motivated anything is possible.
Anything is possible !!
突き動かされる情熱があれば、なんだって可能なんだ。
なんだって可能なんだよ。

(ナレーション)0:40
―あなたは何かを諦めたことはありますか?
そして、過去に戻って、やり直したいと思ったことは?

(インタビュー)
Tanner’s brother:0:46
問題は、タナ―が最初っから順応する気なんてなかったことだ。
彼を型に当てはめようとしても、絶対にうまくいかないんだよ。

(ナレーション)0:57
―もし二度目のチャンスがあるとしたら、それに賭ける勇気はありますか?

(インタビュー)
Tanner’s Mother:1:06
わたしはFWTツアーのことはわからないけど、樹の茂みを縫ってスキーするなんて、あの子には人間の血が通ってないんだと思うわ。クレイジーってことよ。

(ナレーション)1:16
―もう一度旅立って、冒険に生きるチャンス…

(過去のWFT映像)

(ナレーション)1:33
―過去の栄光に再び火をつけ、争いにけりをつける

(インタビュー)
Interviewer:1:40
でも勝たなくたってよかった? フィニッシュさえすれば。
Tanner:
俺には死んだ友達が山ほどいるんだ!
死のうとしてるわけじゃない!

(ナレーション)1:50
―心を開いて、本当にあったことを語ること…

(インタビュー)
somebody:1:54
あの記憶を呼び覚ますのはつらいんだ。フロントラインに戻ってきてほしくない。

(ナレーション)2:03
―ここまで何かに熱中するなんておかしい

(インタビュー)
Tanner:2:10
I don’t think I picked it.  I think it picked me.  
俺が選んだんじゃない。向こうが俺を選んだ。

No Regrets.

まばゆい栄光と成功の影に、タナー・ホールは多くの苦難と闘ってきた。
2005年ユタのバックカントリーで両足首・両かかとを複雑骨折。2009年に両足のアキレス腱断絶・両足骨折。

Tannerの左腕には、今まで折った骨の部位が刻まれたタトゥーが入っている。そして、その下に彫ってあるのは、No Regrets. という言葉…。
「後悔なんてない」

Tannerがマリファナを愛してやまないことは有名な話だが、マリファナがあったからこそ、大怪我や深刻なドラッグ依存からも救われていたこと、そして常に自身に向き合い続け、タナー・ホールをここまでの表現者・プレイヤーにしてきたことは極めて興味深い。

TANNER HALL FOREVER

いろいろな意味でタナー・ホールは、この20年間ずっと特別すぎる存在だった。
きっとこれからもそうあり続ける、そんなことを確信するムービーになるのだろうか。

17の頃のパッションを持ち続け、
今なお最前線でライディングすること、
戦うことを止めない絶対王者 Tanner Hall。

その存在と輝きは、まさに永遠だ。

2008 ESPN Winter X-Games

Review

Tannerを不動の帝王にしたのは、やはりESPN Winter X-Gamesだろう。
Tannerのライディングがダイジェストになった映像を久しぶりに観てみよう。
http://xgames.espn.com/xgames/video/25137863

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