
26-27 ブランド・プロダクツのトピックス
登場以来はじめてのアップデートを果たすフラッグシップ「KAIZEN」
オールマウンテン・フリーライドラインの「KAIZEN」シリーズは、フリーライド系フラッグシップであった「Pagoda」の後継機として2024年に登場した。
最大の特徴は、軽いポプラと高強度なアッシュを上下に分離配置し、横方向に接合するという独自の技術「スプリットコア構造」による安定性。そして、「プレミアム・フルカーボン構造」によるエネルギー伝達性の高さにある。また、近年導入されたカーボンラミネート構造テクノロジーにより、限界域でもしっとりとした落ち着いた乗り味を実現。軽量かつ高反発というカーボンの特性を活かしながら、素材特有の硬さや微振動といった弱点を独自設計で抑制している。
3つのアップデートポイント
新プレート「Carbon Power Plate」の搭載
革新と進化を表現する名を冠した「KAIZEN」。初のアップデートでは足元に新たに「Carbon Power Plate(カーボンパワープレート)」を搭載し、安定性をさらに向上。シチュエーションを選ばず、常に高いパフォーマンスを発揮する。
フレックスの均一化による操作性の向上
これまでわずかに感じられたフレックスの不均一さをミリ単位で改善。テールにかけてより滑らかになったことで、ポジショニングの自由度が広がり、さまざまな滑りに対応できるようになった。同時にコントロール性も一段と高まっている。
オプションカラー「Carbon Reveal」
さらに、コアなファンを唸らせるのが新たに仲間入りをしたオプションカラー「Carbon Reveal(カーボンリビール)」。トップシートを透過して、内部のカーボン構造をあえて見せるこのデザインは、単なるグラフィックではなく、構造を可視化する技術力を表現したもの。本国では有償オプションとなるが、日本では通常カラーと同価格で展開しているため、好みに応じて見た目を選択できる。

100と105、それぞれの個性を放つ2種展開
数値やアウトライン、さらには内部構造といった複数の要素が複雑に掛け合わさることで、多様な乗り味を楽しめる点がKAIZENシリーズの醍醐味だ。ラインナップは、キャラクターが大きく異なるウエスト100mmと105mmの2モデルで、それぞれ2色展開する。
KAIZEN100

KAIZEN105

力強いターンを引き出せる「100」に対して、軽快な操作感が特徴の「105」。スペックの数値からは想像できない、この絶妙なバランスを体感してほしい。
▼試乗会にて、アテンドしていたライダーの篠田龍一郎さんによる解説
パウダー専用機「Lotus」のウエスト138mmが復活
ブランド初期の代表作としてカルト的人気を集めた「Lotus(ロータス)」シリーズ。業界としては汎用性重視の細身モデルが主流となるなか、その流れに強烈な一石を投じる形で復活を遂げたのが「Lotus 138」だ。

“サーフライド”と表現されるその乗り味は唯一無二。まるでサーフィンのように、ディープパウダーでも失速感がなく浮き続け、踏み込むほど加速する。ルーズかつスムーズなターンはもちろん、ドリフトも自在に楽しめる。ブランドとしては極めて珍しい強めのフルロッカー形状に加え、コンベックス(船底状)ノーズを融合。さらに32mのラディウスにより、高い浮力と操作性、高速域での安定性を実現している。
深雪を制する4つの選択肢
15年以上にわたってテストを重ね、アップデートを繰り返してきた同シリーズのラインナップ。ウエスト112・117・124・138mmの4モデルで構成される。ブランドの原点ともいえるフィーリングを最も色濃く継承する、シリーズの中核「Lotus112」、汎用性の高さが特徴の「Lotus117」、そして高速安定性と深雪での走破性に優れた「Lotus124」と、いずれも明確な個性を放つ。



時間をかけて磨き上げられた、ピュアな“パウダーマシン”。パウダーの楽しさを一段と引き上げてくれるコレクションだ。

BRAND features
2005年にUSAでプロスキーヤーとエンジニアのコラボレーションにより設立されたDPS。ルーツはガレージブランドながら、世界初となるブリグレイブカーボンを搭載したサンドイッチ構造のスキーを発表し、世界を驚かせた。以来、独創的なシェイプと新素材の積極的な導入により、軽量でタフでパワー伝達の優れたスキーをプロデュースしている。同じシェイプでも素材と構造の組み合わせの変化で性能が変わるため、バラエティ豊かなカテゴライズを可能にし、さまざまな乗り味を実現している。
BRAND info
DPS(ディーピーエス)
取扱い/株式会社Hi-Line
