蓄積してきた豊富な知識や雪上での試用、ユーザーからの声などから、多面的にプロダクトを評価したり、数々のブランドを比較検討できるのがプロショップの強み。プロショップならではの選眼力やこだわりが色濃く反映されるのがスキー。実際にシーズン中にニューモデル試乗会で実際に乗り比べたり、ショップの常連客からのフィードバックに専門知識をプラスして、プロの目利きたちが「推す」’22₋23シーズンの一台は?
2022-2023シーズンおすすめのスキー板
ARMADA|ARV 84
コストパフォーマンス抜群のマルチユースなフリースキーのエントリーモデル
◆公式HP/https://armadaskis.jp/
コストパフォーマンス抜群、これからスキーを始める方やグラトリやパウダーといった新しい遊びに挑戦したい方にぴったりのマルチユースなフリースキーのエントリーモデル。ゲレンデを快適クルージングしつつ、コースサイドのパウダー、後ろ向きの滑りやグラトリも挑戦したい方にお勧めの一台です。
84mmのウエスト幅はいままで一般的なオールラウンド系のスキーを使っていた人や、これからスキーを始める人にも扱いやすく、軽快なターンを楽しめるフリースキーのスタンダードな太さ。中回りぐらいのRなので軽快なターンが楽しめます。トップは少ない力で操作ができる軽いキャップ構造、足元は板のしなやかさとしっかり感を生むサイドウォール構造になっていて、スウィングウェイトは非常に軽量。でも、高速時には足元のしっかり感を感じれる構造になっています。
ツインチップ+ロッカーによって有効エッジは一般オールラウンド系のカービングスキーよりも短く設定されています。同じサイズに乗った場合は、より短い板に乗るような感覚で滑ることができます。キズの付きにくいトップシートで特徴的なグラフィックが長持ちするのも魅力です。
その他にも、ロッカー等フリースキーのトレンドが詰まったスペックで、定価は税込み55,000円というコストパフォーマンスの高さも魅力。周りにこれからスキーを始めたいという人がいたら、是非お勧めしたいスキーです。
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OFF-1 (オフワン)
Staff/高木啓次さん
ROSSIGNOL|BLACKOPS 98
基礎スキーヤーが初めてゲットするフリースキーはコレ!
◆公式HP/https://rossignol.co.jp/
ウエスト98㎜があらゆるシーンで使いやすい! しっかりとしたフレックスでゲレンデからバックカントリーまで幅広く対応できる。デザインも一新されて落ち着いた雰囲気になったと思う。基礎スキーや競技スキーをしていたスキーヤーでも満足できる滑走性がオススメ!
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PAPASU
オーナー/池田俊也さん
LINE|BLADE OPTIC 104
1本でパウダーからパーク、ツアーと幅広く対応できる
◆公式HP/https://lineskis.com/ja-jp
フリーライドに特化したスキー。VISIONとBLADEを足して2で割ったようなスキー。安定感も抜群! ジャンプも滑りも板を信じて、ガンガン積極的に攻めて滑ることができる。
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TRUNKBASE
オーナー/丹野幹也さん
VÖLKL|BLAZE106
軽くて滑り心地も抜群・落差の大きなエレガントな滑りができる
◆公式HP/http://www.mdvsports.co.jp/
’22‐23シーズンはグラフィックがアップデート! 中身は継続ですが、そもそもこんなに軽くて滑り心地も抜群な板は、なかなかないです。
①ウエイトは2000gを切っていながら、抜群な乗り心地。
②独特なアウトラインから繰り出されるイケてるターンの軌道。
→具体的には不整地における【クロスオーバー】板と身体が交差する動きをパウダーシーンでも表現しやすいです!簡単に書いてますが、これは本当に難しい技術。パウダーの中では尚更なんです!これが表現出来ればパウダーランに躍動感が加わりますよ。落差の大きい滑りってエレガントでかっこいいんですよね!
③軽いのでシーズン通してこのスキーだけで賄える。
→春先でのロングツーリングでは板が少しでも重い!と感じてしまうと山に連れていくのをためらってしまうシーンは誰しも経験があると思います。このスキーはそれが少ないんです。一般的には「軽い」は武器なんですよね!
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石井スポーツ甲府店
Staff/甘利祐貴さん
K2|DISPATCH 101
登って滑ることを目的とした軽量で滑走性の高いオールラウンドスキー
◆公式HP/https://k2snow.com/ja-jp
「DISPATCH 101」は登って滑ることを目的とした、「MINDBENDER」よりは軽く、「WAYBACK」よりもダウンヒル性能の高いオールラウンドスキー。足元の「VIBRANT」が硬い斜面や高速でも安定させてくれる。また、スイングウエイトが軽いのでツリーランも楽しめる。
その要因は新しいチタンプレートがトップからテールにかけて配置されており、軽量の桐のコアとのマッチングが良いからだと思う。ニセコのような山だとシーズンを通して出番の多い一台になりそうだ。
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Mountain shop Niseko 343
オーナー/小田島勝彦さん
BLASTRACK|ELIXIR/L
軽さとやさしさを超えた性能の深さに驚いた一台
◆公式HP/https://www.blastrack.jp/
BLASTRACKの代表格「ELIXIR(エリキサー)」がさらに軽量化されて軽快感がプラスされた一台。「L」は「Light&Luxury」を意味しますが、その名の通り軽快な上に操作性の安定感も持ち合わせています。
バックカントリーもピステもこれ一台でというタイプの板ではなく、どちらかと言えばゲレンデの地形を遊び尽くせる一台。カービングもずらしも容易にしてくれ、圧雪バーンはもちろん、プチパウダーやコブ、バックカントリーも含めた春のザラメ雪など、様々なシーンで扱いやすさが際立つ板です。
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OutdoorSpecialityMOOSE
店長/吉住さん
NORDICA|ENFORCER 100 (FLAT)
「1台ですべてを網羅したい!」思いを叶えてくれるスキー
◆公式HP/https://www.nordica.com/
1台ですべてを網羅したい!! この思いを叶えてくれる板です。オンピステでもしっかり乗り込んでいけ、バックカントリーではスイングウエイトが軽く軽快に動かせます。 100㎜ウエストに抵抗がある方は94㎜ウエストをオススメします。
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AlpenOutdoorsFlagshipStore柏店
SKIアドバイザー/岡山希有次さん
EXTREM | FUSION 105
オールラウンドにとてもバランスの良いスキー
◆公式HP/https://vinter.jp/extrem/
トップがロッカー、それもローライズロッカーという薄く長いロッカー形状のおかげで抵抗が少なく初速が速い。テールはロッカーせず、しっかりと後半までグリップしてくれる。硬すぎず、軽すぎず、しなやかにたわむ。オールラウンドにとてもバランスの良いスキーだと思う。’22-23シーズンはとくにグラフィックも自分好み!
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PeakPerformance札幌
staff/三上大紀さん
VECTORGLIDE|INTIMACY
これ一台ですべての雪質が楽しめ、スキーの楽しさの幅を広げてくれる
◆公式HP/https://www.vectorglide-japan.com/
抜群の取りまわしの良さとカービング性能、さらにはパウダーでの浮力を持ち合わせたスキーで、これ一台ですべての雪質を楽しませてくれる。110㎜のウエスト幅と絶妙なロッカー形状、スイングバランスの良さを実現するポジショニングが、スキーの楽しさの幅を確実に広げてくれる。
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石井スポーツ札幌店
BCスキー担当/藤野裕喜さん
ARMADA|LOCATOR 112
とんでもない軽さなのに抜群の安定性! プライスも良心的です
◆公式HP/https://armadaskis.jp/
TRACER、もしくはTSTの純粋な後継機種! ARMADA的にはTOUR用とのこと。
確かにTOURモデルならではの軽量!!ARMADAならではのカルバコア採用で180cmでなんと1500g!!!とはいえ、新たに採用されたカーボンレインフォースメントの効果で、軽量なのにバツグンの安定性と滑走性を実現!!
2023シーズン、多くのメーカーが値上げして基本的に価格が上がっています! このスペックでブランニューモデルなのに税込上代が¥104.500は、かなり良心的でコストパフォーマンスも最高!
なにかにつけ最高のスキーです!!
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サンワスポーツ Websports
番頭/大口晋司さん
FACTION|MANA4
◆公式HP/https://jp.factionskis.com/
センター119mmのファットスキーですが、その太さを感じさせない軽快なスキーがオンオフ問わずに体現出来ます。パウダーでハイスピードで滑っても良し!ツリーランでテクニカルに滑っても良いでしょう!
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FreeSkiShop BE FREE
店長/橋井政幸さん
K2|MINDBENDER 116C
ハイシーズンのパウダーでは圧倒的に強い
◆公式HP/https://k2snow.com/ja-jp
ハイシーズンのパウダーでは圧倒的に強い。ザラメ雪、アイスバーンでも扱いやすい。
まさに雪上のオフロード車といえる。ティップの形状も尖りすぎていないため自然な感じで浮いてくる。
トップ、テールとも絶妙なバランスでロッカーになっている。スピードを楽しみたい方は186cmがおすすめ。太さの割に軽量で歩きも快適!春スキーまで楽しめる。
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チロル
オーナー/佐伯岩雄さん
EXTREM|MOTHER TREE 105
ぜひ女性のパウダー好きには乗ってほしい
◆公式HP/https://vinter.jp/extrem/
女性のパウダー好きな方にはぜひとも乗ってほしい一台。フロントロッカーとキャンバーのバランスが 良く、女性モデルだからといって柔らかすぎることもない。ピステンバーンでのカービング性のし易さ、そしてパウダーでの板の走りはもっ と楽しい!板を走らせたときにこの板の良さがわかると思います。
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Fullmarks白馬店
店長/江口啓介さん
VECTORGLIDE|NADURRA
どんな方にもオススメできる・いつでも活躍する万能モデル
◆公式HP/https://www.vectorglide-japan.com/
どんな方にもオススメできる万能なパウダースキーです。とても軽量で安定感抜群。テーパーした形状のロッカーを持つしなやかなトップとテールは、滑らかで粘りのあるターンを可能にしています。
3Dキャップ構造とキャンバーがもたらすグリップの良さがあり、アイスバーンや荒れたバーンでも確かなエッジコントロールができます。また、軽快でレスポンスが良いので、キビキビした動きも楽しめます。ハイシーズンのパウダーからアイスバーンや荒れた雪があるような春スキーまで、いつでも活躍してくれます。
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TOYRU
店長/高梨 穣さん
FACTION|PRODIGY 3.0
「理想のオールラウンドスキー」という一語に尽きる万能板
◆公式HP/https://jp.factionskis.com/
一言で完結「理想のオールラウンドスキー」をFACTIONが生み出してくれました☆
センター幅がどうのとか、重さがどうだとか、考える前に乗っていただきたい! コーデュロイをかっ飛ばすもよし、新雪に突っ込んでいくもよし、カチカチバーンにぶち当たっても身を任せることのできる抜群の安定感♪ キレキレにターンしても、ゆったりクルージングしても、飛んだり回っても楽しすぎる万能板です★
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NATURAL
Staff/辻星子さん
SALOMON|QST106
オンピステ、オフピステと二刀流で楽しめる!!
◆公式HP/https://timetoplay.salomon.jp/
ゲレンデやバックカントリーを問わずオールラウンドで楽しめる!
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クレブスポーツ
Staff/吉田武史さん
VÖLKL|Revolt 104
パウダー・パーク・ゲレンデ……どこでも使える万能スキー
◆公式HP/http://www.mdvsports.co.jp/
パウダー、パーク、ゲレンデなど、どこでも使える万能スキー。パウダーでの浮力はもちろん、3Dラディウスのおかげで、カービング性能もVery Goodの二重丸◎!ロング、ミドルターンが軽快で気持ちいい! 用途によってビンディングの取り付け位置を下げると、使いやすさが増しますヨ。
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石井スポーツリンクス梅田店
Staff/末神 澪さん
VÖLKL|Revolt 121
ゲレンデアクセスのBC愛好家に特におすすめ
◆公式HP/http://www.mdvsports.co.jp/
パウダーでの浮力、滑走性は抜群! それに加えてゲレンデでの滑走性も高くカービングも容易に可能で文句なし! ゲレンデアクセスのBC愛好家にとくにオススメです!
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PeakPerformance二子玉川
Staff/村井俊介さん
ARMADA|SHORT PANT PARADOX
サーフィーな乗り心地を好む方にうってつけ
抜群のテールの動かしやすさから、パウダーのなかで自由自在に板を動かすことができ、サーフィーな乗り心地を好む方にうってつけなスキーだと感じます。 また、112mmという使いやすいウエスト幅で出番も多く、使い勝手の良さもポイント。 短めのサイズ展開ですが、21m前後のラディウスで、ロングターンの気持ち良さとテールの振り回しやすさのどちらも持ち合わせている新しいスキーです。
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SKI SHOP VAIL
Staff/海野颯太さん
ARMADA|ZERO ARV116 JJUL
完璧なトータルバランス。軽く強く誰もが気軽に無重力ライドできる
◆公式HP/https://armadaskis.jp/
Ultra Lightコンセプト。単に質量が軽いだけではなく、スウィングウエイトまで徹底的に軽量化が図られました。軽くなったぶんワンサイズ長いものを選択することが可能になっています。それはパウダーでさらなる浮力を生み出し、大きなアドバンテージとなるんですよね。
「ARV116 JJUL」は、軽いスキーは柔らかい、弱いといった概念を完全に払拭したと思います。 内部の素材やエッジ、サイドウォール、キャンバー といったさまざまな要素の組み合わせを工夫することで、足元を含む有効エッジ部分は強く、高速ランに対応。そしてTip&Tailがまるで無いかのようなスウィングウエイトの軽減を実現しています。JJ ULはトータルバランスのとても良い板です。
もともと ロッカーとキャンバーのバランスの良さで扱いやすさに定評がありましたが、UL(Ultra Light)になることで、しなやかさが増したTipがパウダーを捉えて板がたわむため、気持ちの良い踏み込んだターンと抜群の浮力を味わうことができるようになりました。また、Tip&tailに施されたSmear Techによりスムースなターンやパウダーでのグラトリも容易になりました。JJ ULは従来からの扱いやすさをそのままに、よりパウダーの表層を浮かびながら滑走することができる優れたモデルですね。
レビューワー
COMPASS HOUSE
アドバイザー/村井諄弘さん
ARMADA|ZERO STRANGER
シチュエーションやコンディションを問わないマルチな使い勝手
◆公式HP/https://armadaskis.jp/
ZEROの「 STRANGER」は、めちゃめちゃ使えるスキー。山のさまざまなシチュエーションやコンディションにも対応できるマルチな使い勝手。それを考えるとコストパフォーマンスにも優れているといえる。ウエスト幅も80.5㎝と細めなので、フリースキーをこれからやってみようというエントリー層にも違和感が少ないのでは。’22-23シーズンはブラックカラーでイカツイ感じもナイスだ。
レビューワー
D-RIDE
店長/西村太作さん