広大な雪面が眩しく、紫外線量も多いBCではサングラスは必需品。特にこれからの春山シーズンは、照り返しの激しい斜面で「いかに見えるか」が安全・快適な滑走に大きく影響する。そこで、’23-24 BCプロガイドたちの愛用する、とっておきのサングラスたちを紹介しよう。
※掲載画像のフレームやレンズカラーはご本人様の使用している色とは異なることがあります。あくまでモデルのご紹介としてご覧ください。
※ガイドクラブの詳細情報は、ガイドクラブ名をクリックし、STEEPでのガイドクラブ紹介ページで！
SMITH｜Pursuit
SMITHならではのクロマポップレンズでゴーグルのようなパフォーマンス
ゴーグルのようなカバー力と装着のしやすさ・快適さが人気、サイドシールドはマグネットシステムになり、より使いやすくなった。ChromaPop Glacier フォトクロミックレンズは、温度変化に対する感度が低く、光の条件に適合するように適応し、ChromaPop は色合い範囲全体でコントラストと色を強化するという優れモノ。さらに天候に応じてレンズを交換できるレンズチェンジシステム、レンズは視界の広い５ベースのフラットレンズで、日本人にもフィットする。厚みの異なる２種類のノーズラバーと可変式のノーズピースがより良いフィットを実現している。今季、3色展開にアップデートされた。
◆公式HP／https://smithjapan.co.jp/
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旭 立太｜Rhythm Works
低温環境でも変色するクロマポップ調光レンズがすごく良い。標高の高い山での日焼けやストームから鼻を守るノ ーズガード、取り外しできるサイドシールドも、とてもGOODです。レンズ2セット付き。
TALEX｜オーバーグラス・クリップタイプ
自分の眼鏡の上からかけられて便利！
クリップオン
サングラスへの切り替えがワンタッチで可能
SUNSKI ｜クーロワール ブラックフォレスト
替えのレンズが手頃価格なのも見逃せない魅力
サンフランシスコで生まれ、常に環境に配慮したモノづくりをしているエコフレンドリーなサングラスブランド「SUNSKI」。実はウエアメーカーとして有名なGoldwinが扱っている。「クーロワール 」は、アルパインシリーズのモデルで、大胆な長方形スタイル。独特のフォルムに加えて価格も魅力的で、12,100円（公式サイト）と非常にリーズナブルだ。
マグネット式で取り外し可能なサイドシールドにラバーのノーズパッドを装備、アクティブに動ける1本だ。大きなレンズがしっかり目を保護してくれる。アルパインシリーズには専用のファスナー付きケースが付属している。レンズは可視光線透過率：11％、「ブラックフォレスト」のレンズ色はグリーンベースの黒色。
◆公式HP／https://www.goldwin.co.jp/store/brand/sunski/
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黒田誠｜黒田山岳ガイド事務所
サングラスは、枝や、拭いたときに傷ついてしまう消耗品です。交換レンズが、安く手に入って、良い状態で使えるのがありがたいです。サイドからの光を防いでくれるので、紫外線の強い高所や春山でも安心です。
SWNAS｜LION SIN ULTRA LENS
高いフレーム剛性によるがっちりした装着感のオールラウンドスポーツモデル
包み込むようなフレームデザインで、締めつけずにズレにくいフィッティングを実現。偏光ウルトラレンズ搭載で、コントラストを強調し、雪上でも良好な視界を獲得できる。フレームサイドのパーツを開閉させることで簡単にレンズの交換が可能。着用時にはロックされるため激しい動きや衝撃にも強い。テンプルエンドを内側に曲げることで、頭部の形状に合わせた微調整が可能なため、フィット感も安心できる。別売のスペアレンズも調光・偏光・偏光ULTRA・ミラー・クリアなどバリエーション豊富にあり。
◆公式HP／https://swans.co.jp/
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高橋 守｜パワーゾーン白馬
ゴーグルと同じく自分の顔にフィットする。視力が悪いので、濃すぎず眩しくないレンズをチョイス。
UVEX｜mtn perform
視野が広く、レンズカラーも適度でどんな天候でも見やすい
UVEXは特にアルペンレーサーたちに人気の高いブランドで、その高性能ぶりはお墨付き。スマートでシャープなデザイン性とスポーティーな機能性を融合させた高機能なシールドスタイル。光透過率 9 ～ 18% のフィルター カテゴリ 3 により、日射量を大幅に削減、uvex supravision® 曇り止めコーティングにより、どんな気象条件でも曇りのない視界を確保する。その上、調整可能なソフトノーズパッドと圧迫感のないテンプルエンドで、抜群のフィット感と快適さも得られる。100% UVA、UVB、UVC 保護。
◆公式HP／http://www.uvex-sports.jp/uvex/index/
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照井 大地｜ Terui Daichi
uvexのサングラスは歪みのない視野の広いレンズで、とても気に入ってます。そして、軽量でずれにくいです。このmtn perform は一眼のレンズで視野が広く、レンズカラーも濃過ぎずに、どんな天候でも見やすいです。ノーズテンプルなど各種調整できるのでフィット感も良く、オススメです。
POC｜REQUIRE
雪山から街まで汎用性の高さも魅力・どこでもクリアな視界を実現
クラシカルなフレームデザインが人気、高機能な素材とパーツを使用し、軽量ながら柔軟性と耐久性を兼ね備えたオールラウンドモデル。インモールド形成されたヒンジ付きの軽量グリルアミド製フレームや濡れても滑りにくい親水性ゴムのノーズパッドにより、高いフィット感が得られる。
レンズは従来のナイロンレンズよりもさらに優れた光学性能を発揮するクラリティレンズを搭載し、雪山から日常まであらゆるシチュエーションで鮮明な視界を実現。乱反射をカットしギラつきを抑える偏光レンズのPOLARIZEDモデルも展開。独特なペールトーンのフレームカラーなどバリエーション豊富で楽しい。
◆公式HP／https://www.full-marks.com/poc/
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舎川 朋弘｜COLOR SPORT CLUB
あらゆるシーンにマッチするデザインとしなやかな剛性感で、違和感なく顔にフィットする。少々の手荒な使用にも、しなやかな素材がカバーしてくれる。
OAKLEY｜Latch (Low Bridge Fit)
首元に引っ掛けられるクリップつきで超便利＆ファッショナブル！
スケートボード界とのコラボで生まれたデザインから生まれた「Latch」。「Latch（ラッチ）」とは引っかける掛け金という意味。なんとTシャツにクリップ止めできる画期的なピースlatchがついているのが、その名前の由来だ。首元にサングラスを引っかけることができるのは、ファッショナブルに見えるだけでなく、実際に山で使う際には非常に便利。ハイクの途中にちょっとサングラスを外したい時など、頭に乗せておいただけでは落ちてしまったり心もとないものだ。Latchならしっかり固定できる。
フレーム素材は軽量なO Matter‐オーマター™ フレーム。Square Oメタルアイコンのアクセントもクールで、円いレンズのカーブが独特の雰囲気を醸し出している。レンズはOAKLEYが誇るレンズテクノロジーPrizm‐プリズム™ レンズを搭載。色調やコントラストを強調することで、周辺環境の境目が視認しやすくなり、細部までくっきりとした視界を実現する。また、偏光レンズとIridium‐イリジウム®レンズがオプション装着可。 Oakley純正度付レンズの装着も対応可能だ。円いレンズのカーブが独特の雰囲気を醸し出している。
「Low Bridge Fit」はアジアンフィットのタイプ。レンズの形状やフレームの角度、ノーズピースが低めの鼻でも具合よくフィットする。これには嬉しい日本人は多いに違いない。カラーバリエーションも豊富。
◆公式HP／https://www.oakley.com/ja-jp/product/W0OO9349
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中島 力｜RIKI JAPOW GUIDE
非常に軽量でシンプルな作りなので、折りたたんだ際のボリュームもない。わずかな隙間にも納めることができるので、場所や用途を選ばず常に忍ばせている。
SWEET PROTECTION｜Tachi
RIG® レンズ搭載の高性能なマルチユースモデル
独自のレンズテクノロジーによるRIG® レンズを搭載したサングラス。スクエア・スタイルのフレームはアウトドアから街使いまで、ファッショナブルにしっくり馴染む。RIG® レンズは、優れたコントラストにより色の歪みを最小限に抑え、目の疲れを軽減する革新的なテクノロジー。トーリック球面レンズは耐衝撃性に優れる厚さ 2.2 mm 、色の歪みを最小限に抑えながら、視認性の高さが特徴だ。軽量で耐久性に優れた素材でできたフレームは、風雨の侵入を最小限に抑えるフォルムで、フィット感も十分だ。
◆公式HP／https://sputnikshop.jp/
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中野 豊和｜インフィールド
ベーシックなデザインでフィット感がよく、かけていてストレスがない。豊富なレンズカラーの中から自分が使うシチュエーションにあったカラーが選べるのもよい。
OUTLAND｜BAATARA
日本人の顔面を知り尽くした山本光学のテクノロジーが光るサングラス
OUTLANDは、100年以上の伝統ある日本の老舗アイウエアメーカー山本光学がプロデュースしているサングラスブランド。SWANSスキーゴーグルやDICEスノーボードゴーグルでもおなじみだ。日本人の頭部を知り尽くしている山本光学が手がけるサングラスには、当然ながらゴーグル開発で培われた高い技術力が活かされ、レンズも「ULTRAレンズ」や「PHOTOCHROMIC」など、ゴーグル同様のテクノロジーが搭載されたものが多い。
バックカントリーで活動するプロガイドが山本光学の技術力に高い信頼を寄せていることからも、広く愛用されているモデルのひとつがBAATARA。シチュエーションに合わせて役立つ機能が詰まっている。
ノーズパッドは鼻の高さに合わせてフィットし、また、頭部にフィットするように、テンプルアームは曲げ伸ばしが可能だ。着脱可能のサイドフードで横からの光、風、埃等をシャットアウト。テンプルエンドに装着可能なリーシュコードで首から下げられて便利。なくす心配も少ない。おまけにストラップ付きのオリジナルケースも付いてくる。
OL-108 / DMSM
OL-108 / DMSMに搭載されたのが、環境の変化に応じて色が変化（調光）する機能「PHOTOCHROMIC」。可視光線透過率は47%⇔17％と、雪山での天候の変化にも対応が可能だ。2022年モデルのNEWカラー。
LENS : SILVER MIRROR + PHOTOCHROMIC
可視光線透過率：47%⇔17％
OL-107/GRY
OL-107/GRYに搭載されているのが、山本光学自慢のレンズテクノロジー、降雪・降雨など悪天候に威力を発揮する偏光レンズの「ULTRA LENS」だ。目的や用途に合わせて特定の色域を強調することで、対象物が鮮明に見え、視認性を向上させるため、バックカントリーではとても重宝する。
LENS : ULTRA ICE BLUE + MULTI COAT (POLARIZED)
可視光線透過率：29%
◆公式HP／www.outland1995.jp
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古市竜太｜マウンテンガイド・コヨーテ
偏光レンズが雪面からの乱反射を防いでくれるので、とても見やすいです。また、着脱式のSIDE HOODが付いているので、それを付けると雪面からの乱反射や風、ホコリを巣性でくれるので、春の滑走には最高です。日本のメーカーのサングラスですので、私の顔にもぴったりとフィットしてくれます。信頼のおけるサングラスです。
POC｜KNOW
長時間かけていてもまったく気にならない
どんなシーンやスタイルにも似合いそうなファッション性の高いデザイン。とても軽そうに見えるが、フレームは丈夫なグリルアミド製。ノーズ部分には親水性ゴムが施されグリップ力が維持できることで、仮にウォータースポーツシーンなどで濡れてもズレない。すべてのフレームカラーにおいて、コントラストを強化し優れた光学性能を持つCARL ZEISS社と共同開発したクラリティレンズを標準装備。歪みのない鮮明なビジョンを得ることができる。また、乱反射をカットし眩しさを抑える偏光レンズのPOLARIZEDモデルも展開あり。
◆公式HP／https://www.full-marks.com/poc/
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峯岸健一｜KinTouNバックカントリーガイド
アウトドアフィールドや街でカジュアルにも使えるデザインで、長年愛用しています。軽いのと、レンズの遮光具合が程よいので、自然のままな感じでサングラスをかけていることを忘れてしまうことが多々あります。長時間使用していてもまったく気にならないところがオススメです！