STEEPで昨年12月に実施したリフト券プレゼントキャンペーン/読者アンケート。第2弾は「何度でも乗りたい!好きなリフト・ゴンドラ」ランキング。読者の皆さんの投票で決定した人気のリフトと、楽しめるコースの数々をご紹介。(第1弾の「本当は教えたくない!好きなローカルスキー場」ランキングはこちら)
第1位|石打丸山スキー場 サンライズエクスプレス

“ファーストクラスの乗り心地” を謳い2018年より石打丸山に登場した、麓から中腹部までを一気につなぐ世界最新鋭のコンビリフト「サンライズエクスプレス」。10人乗りのゴンドラキャビンと6人乗りのチェアリフトが一つのラインに運行する混合型リフトで、ビギナーやスキーをしない人も、暖かいゴンドラキャビンで快適に絶景ポイントまでアクセス可能。魚沼平野と越後三山を望む、雄大な雪景色が楽しめる。

サンライズエクスプレスに乗れば、全27コースから山頂エリア9コースを除く18コースを楽しめる。おすすめは、まずワイドバーンでパウダーを楽しめるダイナミックコース。サンライズエクスプレスを降りて左側、サンライズラインか銀座ゲレンデから滑り込む。広いオープンバーンで、たっぷりと天然雪を楽しめるコース(上のマップでブラックダイヤモンドの16・17)スキー場下部に位置するため穴場的コースとなっており、競争率が低く、パウダーが残っている可能性も高い。

そして、なんといっても国内最高レベルの充実度を誇るスノーパーク「SSP」。サンライズエクスプレスを降りたらすぐにドロップインできるロケーションで、流せるスロープスタイルパークは、機動力の高いサンライズエクスプレスで回せば、1日中無限のラインが描ける。
ローカルライダー星野洸我と、石打丸山のパークディガーであり DRAGON チームのライダーでもある庭野陽平がパークをクルージングする様子もチェック!
【感想・投票理由】
「感動でした!」
「シートがフワフワで暖かくて乗り心地最高」
「乗り降りしやすい」
「コンベアで乗り場に導かれて行く瞬間が楽しい」
「リフトとゴンドラの混合が面白い」
【リフトスペック】
定員:10人/6人
搭乗時間:約4分
全長:1,178m
高低差:301m
速度:5m/秒
輸送能力:3,114人/時
◆公式サイト:https://ishiuchi.or.jp/winter/
第2位|野沢温泉スキー場 やまびこフォー

標高1,650mの毛無山頂に向かうやまびこフォーは、4人乗りフードつき高速リフト。乗り場までは「やまびこ第2フォー」を乗り継いで向かう。リフトがかかるのは標高1,400mから1,650mにかけて広がるスキー場山頂エリア。このエリアは温泉街とは別世界の大自然が広がり、晴れた日には山頂から日本海を見渡せる。

A~Eコースの5つのコースからなる「やまびこゲレンデ」。山頂にバックカントリーへのアクセスポイントも2ヵ所設置されている。5月中旬まで滑走可能で、リフト一本でパウダーはもちろん沢地形や壁遊び、ツリーランまで。春は特に自然のバンクドスラロームのような地形遊びが楽しめる。

【感想・投票理由】
「整地・パウダー・ツリーラン何でもできる」
「色々なラインでパウダーを堪能できる」
「毛無山山頂からの眺めは最高」
「頂上に向かうあの感じがワクワクドキドキする」
「シーズン始めから春までずっと楽しい」
【スペック】
定員:4人
搭乗時間:4分半
全長:1,097m
高低差:284m
速度:4m/秒
◆公式サイト:https://nozawaski.com/
第3位|野沢温泉スキー場 長坂ゴンドラ

2020年から運行が開始された長坂ゴンドラ。山麓の長坂エリアから、山頂のやまびこエリアまでを直線ルートで約8分で輸送可能。10人乗りのゴンドラキャビンは高さ・幅ともに大きく、全面がガラス張りで開放的な設計となっている。 “動く空中テラス”として、キャビン内は高いクッション性のレザーシートを備え快適性・静粛性が整っており、ラグジュアリーな空中散歩が楽しめる。
ファーストクラスの乗り心地というレザーシートには野沢温泉のイメージカラー(ブルー)がアクセントとして採用されている。さらに、日本初の換気機能「自然喚起システム構造」で外の新鮮な空気をキャビン内に自動で取り込み、窓から排出することでより短時間での空気の入れ替えが可能となっている。

長坂ゴンドラから下部にも、山頂のやまびこエリアに負けないエキサイティングで魅力的なコースが山ほどある。最大斜度39°のチャンレジの壁。降雪後はSteep&Deepなパウダーライドが楽しめ、野沢通のパウダーファンが降雪後に真っ先に狙うコースの一つだ。そのほかユートピア、スカイラインコースなどは自然地形を活かしたヒットポイントも多い。
長坂エリアのジャンピングコースなどは穴場の非圧雪エリアだ。長坂ゴンドラを回せば、悪天候でも寒さ知らず、パウダーから地形遊び、グルーミングまで、あらゆるシチュエーションが楽しめるという、まさにお宝ゴンドラといっていい。

【感想・投票理由】
「スカイラインコースの見晴らしが最高!」
「静かで速く、ひたすらパウダーを滑れる」
「景色も良いし、滑走コースも選び放題」
「滑走距離が長く回しやすい」
「搬送能力が格段に向上している」
【スペック】
定員:10人
搭乗時間:片道約8分
全長:3,129m
高低差:789m
速度:6.0m/秒
輸送能力:2,400m/時
◆公式サイト:https://nozawaski.com/
第4位|かぐらスキー場 第5ロマンスリフト

かぐらスキー場の最上部、標高1,800mのゲレンデにかかる通称“ゴロマ” 第5ロマンスリフトは、質の高いパウダーが降るハイシーズンのみ運行している幻のリフト。降雪時には争奪戦になる。例年、1月1日元日から解禁となる。

第5ロマンスリフトから、針葉樹林に囲まれた美しい「林間エキスパートコース」や、BCゲートからアクセスするバックカントリーなどバリエーション豊富に楽しむことができる。

【感想・投票理由】
「トップよりパウダーを楽しめる」
「サイドカントリーもバックカントリーも楽しめる」
「コースバリエーションが豊富」
「コースの地形、斜度、距離すべてちょうどいい」
「景観が楽しめる」
【スペック】
定員:2人
搭乗時間:約5分
全長:669m
高低差:85m
速度:2m/秒
◆公式サイト:https://www.princehotels.co.jp/ski/kagura/winter/
第5位|丸沼高原スキー場 日光白根山ロープウェイ

関東最高峰、標高2,578mの日光白根山にかかるロープウェイ。眼下に絶景を望みながら15分の遊覧で、スキー場のボトムから一気にトップまで運ぶ。このロープウェイ1本で4,000mのロングランが楽しめるだけでなく、なんと30か所以上もの地形で遊べるポイントがあるのだ。
エリア屈指のパウダーが満喫できる非圧雪コースや整備の行き届いたグルーミングバーン、自然地形やコース脇の壁など、コースも多彩で上から下まで遊び尽くせる。丸沼の地形とフォールラインを知り尽くす、丸沼ローカルのライダー宮崎匡介が、自然の倒木などを活かしたナチュラルなアイテムと丸沼の地形を融合させアレンジしたパークも人気だ。

ロープウェイを降りてボトムまでの人気コースの代表がシルバーコースだ。うねりのある非圧雪コースで、出だしはすり鉢状になっており、レフト・ライトの両サイドの立体地形が面白い。滑り降りるに従って斜度も増してくる。普段のバーンは長いコブ斜面が続き、モーグラーやコブ愛好者が集まる。降雪後はパウダーライドが満喫できる。

【感想・投票理由】
「ロングランが楽しめる」
「ピステン、地形、パウダー、パーク、すべて楽しめる」
「ロープウェイ1本で30か所以上のヒットポイントがある」
「壁盛りだくさんで最後まで楽しめる」
【スペック】
定員:8人
搭乗時間:15分
全長:2.500m
高低差:600m
◆公式サイト:https://www.marunuma.jp/winter/
第6位|高鷲スノーパーク SPゴンドラ

隣接するダイナランドと合わせるとなんとナゴヤドーム38個分の広さだという、関西最大級スケールの高鷲スノーパーク。北向き斜面が中心となったコースは雪質に定評あり。23-24シーズンには7年連続の西日本最多来場者数を達成。その名物はイタリア製で、日本初の15人乗りを実現したというSPゴンドラ。標高1.550mの山頂から最大で4,900mのロングランが楽しめる。

非圧雪コースも年々拡張している高鷲スノーパーク。SPゴンドラを使って橅(BUNA)、楢(NARA)、栃(TOCHI)と3つのツリーランコースも流して回せ、北向き斜面で森のなかで心ゆくまでパウダーが楽しめる。

【感想・投票理由】
「景色が圧倒的に綺麗で感動した」
「1本ですべての斜面を狙える」
「上までのアクセスが早い」
「コースバリエーション豊富」
「長い滑走距離」
【スペック】
定員:15人
搭乗時間:約8分
全長:2,700m
高低差:600m
◆公式サイト:https://takasu.gr.jp/
第7位|八方尾根スキー場 八方リーゼンクワッド

日本が誇る国際山岳リゾート、白馬八方尾根を代表する看板コース、全長3000mの「リーゼンスラロームコース」に沿ってかかる八方リーゼンクワッド。今年で79回目を迎える伝統ある「八方尾根リーゼンスラローム大会」も開催された、斜面変化に富んだ幅広のバーンを爽快に滑り降りるスキーヤーを見ながら、名木山ゲレンデ中腹からゴンドラ終着駅と同じ標高まで一気に上がる。

【感想・投票理由】
「ノンストップで長い距離を滑れる」
「朝一のグルーミングバーンが格別」
「リーゼンスラロームコースの圧雪が素晴らしい」
「今年も名門へ滑りに来たぜと気合が入る」
【スペック】
定員:4名
搭乗時間:7分
全長:1,682m
高低差:506m
◆公式サイト:https://www.happo-one.jp/
第8位|斑尾高原スキー場 第13リフト

斑尾高原スキー場とタングラム斑尾の2つのスキー場が繋がる、全51コースのビッグゲレンデで最も人気を集めた、斑尾高原スキー場の名物シングルリフト「第13リフト」。座面がピザの箱に似ていることから“Pizza box” とも呼ばれている、非圧雪の上級者コースにかかるリフト。標高1,382mの斑尾山頂に向かって伸び、眼下には野尻湖、遠くは北アルプスの山々まで。リフトを降りたら絶景ポイントまでは歩いての移動も可能。

第13リフトから「アドベンチャーアイル」を抜け、1000mの「パウダーライン」へ。そこはもうパウダー天国だ。斑尾高原スキー場のツリーランコースは15コースと日本最大級。バラエティ豊かなツリーランと、“Madapow”と呼ばれる極上パウダーを絶景とともに楽しめる。

【感想・投票理由】
「ノスタルジックな気分になれる」
「非圧雪ゾーンをいろいろ選んで滑れる」
「景色が良い」
「乗るだけでワクワクする」
「残してほしい設備」
【スペック】
定員:1人
搭乗時間:約6分
全長:600m
高低差:200m
速度:1.8m/秒
◆公式サイト:https://www.madarao.jp/ski
第9位|妙高杉ノ原スキー場 杉ノ原ゴンドラ

日本百名山にも選ばれた妙高山の裾野に広がる妙高杉ノ原スキー場。標高差1,124mの最長滑走距離は、なんと約8.5kmというロングぶり! 標高約1,500mのゴンドラ山頂まで3㎞でつなぐ杉ノ原ゴンドラはスキー場のシンボル。眼下には野尻湖や奥信濃が望める。標高1,489mの山頂駅にはスペシャルビューポイントがあり、晴れた日には富士山が見えることも。

杉ノ原ゴンドラ1本で、ピシッと圧雪されたピステンバーンから地形遊び、ゲレンデ脇のパウダーまで選び放題。ロングランの満足度は半端ない。吹雪かれてもゴンドラなら寒さ知らずで快適、ゴンドラ乗車中はしっかりレストできるから、体力も温存できて、また元気に「もう1本!」と繰り返しクルージングを楽しめる。

【感想・投票理由】
「ロングランが楽しめ一本で大満足」
「ゴンドラ内でしっかり休めて初心者でも楽しめる」
「端パウが楽しめる」
「ピステンバーンから地形から大斜面から選び放題」
「他にはない楽しさと滑りごたえがある」
【スペック】
定員:8人
搭乗時間:10分
全長:3,074m
高低差:677m
◆公式サイト:https://www.princehotels.co.jp/ski/myoko/winter/
第10位|白馬コルチナスキー場 第4ペアリフト


白馬エリア最北のコルチナスキー場には、天然雪100%のパウダースノーを求めてコアなファンが集う。そんなファンが選んだのが第4ペアリフト。標高1,402mの山頂からの美しい景色もさることながら、幻想的な樹氷の中を行く初級者向けの「稗田山林間コース」や、600mの距離がほぼ一定斜度でダイナミックな滑りが楽しめる中級者向けの「板平コース」、極上のパウダースノーで有名な平均斜度36度の上級者向け「稗田山コース2」に、スリル満点な超上級者向けツリーエリアと、バリエーション豊富に楽しめるのも魅力。

【感想・投票理由】
「リフト下や森の中から聞こえてくる先行者の雄叫びが非日常的で良い」
「最高のツリーランが楽しめる」
「コースバリエーション豊富でひたすら回して乗ってしまう」
「白馬随一の急斜面にアクセスできる」
「祭りのように知らない者同士でも同じ目的を共有できる感じが良い」
【スペック】
定員:2人
搭乗時間:約6分
全長:698m
高低差:320m
◆公式サイト:https://www.hgp.co.jp/cortina/ski/
単に脚を休めるためのものではなく、滑りを振り返ったり、眺めを楽しんだり、知らない人と乗り合わせて少しの気まずさを味わったり、それぞれにリフトにまつわる思い出もあるはず。このランキングを見ながら、リフトに揺られながら考えたこと、見た景色など思い返してみてほしい。