都市を拠点にして、半径50km圏内の雪山を巡る。明日、行く山は、朝の天気と雪の気配で決めればいい。温泉・食処・ショップ、なんでも揃う利便性と、極上の雪山が“手の届く距離”に同居する札幌は、滑り手にとって最高の旅環境。北海道・札幌を拠点に周遊したいスキー場を紹介しよう。
最強!札幌ステイで世界レベルの雪山を日替わりハンティング

北海道の中心都市・札幌は、石狩平野の広がりと背後に控える山並みに抱かれた「雪の大都市」だ。大都市でありながら、半径50kmにハイクオリティのスノーフィールドが密集している。サッポロテイネから札幌国際、さらにBCフィールドまで、「都市生活」と「極上雪山」が一本の線でつながる。さらに車を走らせれば積丹・ニセコ方面のBCフィールドにも届く。世界レベルの雪山へ日替わりで通う。そんな贅沢が現実になるのが札幌ベースの魅力だ。帰る場所が“街”だという安心感が、天候に合わせた柔軟な山選びを可能にする。
都市としての札幌は、アクセスと滞在性の高さが抜群。新千歳空港から電車で約40分、市内で拠点を構えれば、半径1〜2時間圏内で札幌国際、テイネ、ばんけいといった身近なゲレンデから、キロロ、オーンズ、さらにはニセコやルスツといった世界レベルのスキーエリアまで効率よく周遊できる。規模の大きいリゾートと、地元に愛されるローカルスキー場を組み合わせた滑走計画が立てやすいのも札幌拠点の強みだ。
日本海からの湿った季節風が石狩湾周辺で雪雲を発達させ、内陸に入りながら冷え込むことで、軽くて乾いた北海道特有のパウダーを生む。安定的な降雪量と低温が続くため、長期間にわたり良好なコンディションが維持されるのも大きな魅力だ。

街自体も魅力にあふれ、海と大地の幸を味わえるグルメや、札幌ラーメン、スープカレー、海鮮といった名物が旅を彩る。都市観光や大通公園・円山周辺の散策、そして近郊の定山渓温泉で疲れを癒やす楽しみもある。快適な都市機能と極上の雪が隣り合う札幌は、北海道を“滑りながら旅する”スキーヤーの理想的なベースになる。都市雪山を滑り巡る。その最も洗練された形が札幌にはある。
この街を拠点にするメリット
- 大都市でありながら世界トップクラスの雪質が至近距離
- 札幌国際・テイネ・盤渓など日替わり周遊が容易
- ニセコ・余市方面のBCにもアクセス展開できる
- ススキノ、小樽運河など観光・食の満足度が段違い
- 雪がダメな日も「都市滞在として楽しめる」安心感
札幌を拠点に周遊が可能なスキー場
札幌国際スキー場

札幌からこんなに近いのに満足度は想像超え
アクセスの便利さだけでなく、雪の量と質は折り紙つきという札幌国際。国内のどこよりも早くオープンし、ハイシーズンには3m近い積雪を蓄え、11月から5月までなんと6カ月以上も滑れるという、とてもタフなスキー場だ。目玉は最大斜度30度のダウンヒルコース。このコースを軸に1本のゴンドラを使って回せるので、滑る量も稼げる効率のよさも魅力。ダウンヒルコースは非圧雪コースのため、面ツル斜面が頂上から麓まで約2.2kmも続き、滑り応えはハンパない。
どのコースも距離が長いのも特長。降雪後は当然、ロングのパウダーライディングが楽しめるし、降らないときは美しいグルーミングバーンで高速カービングライドも楽しい。ゲレンデ構成が素直で動線も良く、“雪を当てに行く滑走日”には頼れる存在。
Access:札幌中心部から約40km|車約40分|バス運行あり
STEEPガイドページ:https://steep.jp/skiarea/sapporo-kokusai/
サッポロテイネ

全国的にも屈指の急斜面を攻めたい
アクセスのよさは抜群。標高1,000mを超える山頂からは札幌市街や石狩湾を望むパウダーランも期待できる。疎林帯のネイチャーゾーンも魅力のサッポロテイネ。佐々木大輔や児玉毅といった数々の名スキーヤーを育てた「北かべコース」は、最大斜度36度の非圧雪斜面で、地形変化のあるツリーラン。
上級者なら山頂に設置されたゲートの先に豊かに広がっている広大なバックカントリーもお目当てだ。その雪のクオリティと地形の面白さはハンパない。楽々リフトアクセスでパウダーの溜まったフェイスを滑り、最後はスキー場の駐車場に戻ってくることもできる。都市に近いのに「山に来た満足感」が高い一山。
Access:札幌中心部から約20km|車約40分│JR+バス可
STEEPガイドページ:https://steep.jp/skiarea/sapporo-teine/
札幌ばんけいスキー場

旅の隙間を埋める「ナイターの楽園」
札幌からクルマでわずか20分。「街のすぐ隣に夜まで滑れる山がある」ことと美しい夜景で有名な札幌ばんけい。市街から驚くほど近いのに、ファミリー向きの緩斜面からFIS公認モーグルコースまでが揃う17コース、しっかりと遊べる斜面構成と毎晩21時まで営業のナイター環境が充実している。
札幌ステイでレンタカーを借りずに周遊する旅なら「タクシーパック」が便利。宿泊するホテルまで送迎してくれる。旅の1日目のウォーミングアップや到着日の夜滑りに、日中は観光を満喫して夜はスキーといった、旅程の余白を滑走時間に変えてくれるありがたい存在だ。
Access:札幌中心部から約8km|車約20分│地下鉄+バス可
公式サイト:https://www.bankei.co.jp/ski/
朝里川温泉スキー場

空と海が織り成す感動的な絶景を愛でながら滑る
札幌から小樽へ、すぐそばにあるのが「朝里川温泉」。最大の魅力は遮るもののない大パノラマのオーシャンビュー。空と溶け合う日中の海、夕日のオレンジが差し込んだ日暮れどきの海、空と海が織り成す感動的な絶景は、忘れられない旅の記憶になる。
海側から雪が入る位置にあり、コンディション次第でたっぷりの雪と独特の雰囲気が楽しめるローカル色豊かな一山。
も不足はない。温泉とセットで楽しんだり、少し足を延ばして小樽観光もしたいとき、“良い一本”で満足して時間を有効に使えるスキー場だ。
Access:札幌中心部から約35km|車約50分
公式サイト:https://asari-ski.com/
スノークルーズオーンズ

日本海を望む絶景と23時までのナイター
知る人ぞ知るローカルに愛されているスノークルーズオーンズは、海を背景に滑れる風光明媚なロケーションが魅力。そして名物のナイターは23時まで営業。ナイターの照明に浮かぶゲレンデと遠くの街灯りは、北国の情緒たっぷり。
地元に住むローカルが仕事帰りの闇レン以外は、コア層が滑り倒す目的で1日を過ごすスキー場というより、和み派が夜景を愛でながらクルージングを楽しむ存在。札幌からJR函館本線40分と無料送迎シャトルバス利用で、レンタカーを借りなくてもアクセス可能。到着日や最終日を過ごすのに適している。
Access:札幌中心部から約25km|車約40分
公式サイト:https://onze.jp/
キロロリゾート

日帰りで極上パウダー&ツリーラン
札幌ステイでも十分に日帰りが可能。 降雪量・雪質の安定感、そして広がる地形の包容力は道内でも突出している。ハイシーズンの月間降雪量は4mを越えることもあり、毎晩のように雪が降り、コース状況がリセットされる。安定的に気温が低いため、シーズン当初から良質なパウダーが保たれるコンディションのよさなど、人気の理由は尽きない。
キロロはスキー場管理区域内に設置された入口からエントリーして滑走できる5つもの広大なツリーランエリアを開放している。美しい広葉樹の森、変化に富んだ自然地形、ディープなパウダースポット、探検感あふれるコースなど、バリエーションは多彩そのもの。リフトを使って効率よく回せるコースも多く、パウダー・ツリーライディング好きにはたまらない楽しさだ。
Access:札幌中心部から約60km|車約70〜80分
STEEPガイドページ:https://www.kiroro.co.jp/
ニセコUNITED

不動の存在感「Niseko is the BEST」
ニセコユナイテッドは、4大スキー場が上部で連結している、HANAZONO、グラン・ヒラフ、ビレッジ、アンヌプリとモイワを加えた5つの集合体。このビッグなスケール感は国内最強。豊富な自然地形、高いリセット率、大きな標高差において、ニセコの地位は揺るぎようがない。
世界がひれ伏す[JAPOW(ジャパウ)]のすごさを世界に知らしめることになったルーツ、ニセコ。ニセコ。道内を見渡しても、ここほど毎日リセットされる極上のパウダーを比較的イージーに滑れる場所はなかなかない。加えて、羊蹄山を望む景観、広大なスケール、多彩なライン、イージーアクセスのバックカントリー、情緒あふれる温泉、ここではすべてが物語になる。札幌拠点からの日帰りも頑張れば可能、「射程内の別世界」として特別な選択肢に入れておきたい。
Access:札幌中心部から約100km|車約2〜2.5時間
STEEPガイドページ:
ニセコHANAZONOリゾート https://steep.jp/skiarea/hanazono/
ニセコ東急 グラン・ヒラフ https://steep.jp/skiarea/niseko-tokyu_grand-hirafu/
ニセコビレッジスキーリゾート https://steep.jp/skiarea/niseko-village/
ニセコアンヌプリ国際スキー場 https://steep.jp/skiarea/niseko-annupuri/
ニセコモイワ https://steep.jp/skiarea/niseko-moiwa/
中山峠スキー場

4月からオープン・春旅向けマウンテン
札幌と道南地方を結ぶ交通の要・中山峠にあり、ローカル色たっぷり。ベースでも800mを超える標高と北向きの斜面により「雪が早い・雪が長い・雪が残る」ことで有名な山。とはいえ厳冬期はクローズしており、4月頭からの春オープンという希少なスキー場。春はパークも充実する。ニセコ方面にアクセスする際に立ち寄ることも可能だ。
Access:札幌中心部から約50km|車約60分
公式サイト:https://nakayama-ski.com/

