
'23-24 ブランド・プロダクツの注目トピックス
大人気「RANGER」が’23-24シーズンも継続

'22-23にフルモデルチェンジを行ったRANGERシリーズが好評だ。'23-24は継続し、新たに84を加えて展開。ウェスト幅のラインナップは116・108・102・96・90・84㎜の6モデルだ。
RANGERの優れた性能の秘密は、「シェイプドチタニウム」というチタンのシート。そのチタンはモデルごとに「フレックスカット」という切り込みが見えるように入っている。細い板ほど前後に長く入っていて、センターのフレックスカットは小さくなっている。太くなるほどチタニウムは短くなり、フレックスカットは大きくなる。
硬いチタ二ウムのシートの長さによって、よりエッジが効き、安定性とカービング性能が出せるようになり、フレックスカットの大きさによってフレックスが柔らかになり、操作性が向上する。板の太さとのバランスで、モデルごとにより柔らかさをコントロールすることで、より扱いやすく、思いのままのライディングを叶えることができる。
一方で、追加された84㎜にはチタニウムをあえて使っていない。柔らかく設定され、ナチュラルな素直な乗り味が楽しめる。リラックスして一日中でも履いていられる気楽さを強みとして打ち出した。
ノーズにはロッカー形状を採用、太い板ほどロッカーの反りが強く、細くなるにしたがってロッカーが弱くなっていく。ノーズのロッカーによりターンの導入がしやすくなり、パウダーでは走破性が高まる。センターが100㎜を超えるモデルでは、特にターンの入りは軽やかながら足元からテールへかけてはしっかりとした硬さがある印象。108㎜・116㎜になるとツインチップ形状になる。フレックスもより柔らかく、ディープなパウダーでも浮力を得て軽快に安定して滑れる。
102㎜はサイズバリエーションの中では特に人気が集まるモデル。パウダー・バックカントリー・オンピステまで1台でどんなシチュエーションでも対応できる、とてもバランスのいい汎用性の高さが売りだ。カラーは圧倒的にこの(写真)セレステが人気だという。

一方で、センター90㎜のモデルはチタニウムが一番長く入っていて、グルーミングバーンに強い。アルペンスキーにも劣らないのではというカービング性能が特徴だ。96㎜はこれからパウダーに挑戦したいユーザーにはもってこいだ。

BRAND features
1924年、オーストリアで、ヨーゼフ・フィッシャー・シニアによって設立されたFISCHER。1949年には初のスキープレス機を開発、1964年のインスブルック五輪で男子滑降で金メダルを獲得、1970年には世界有数のトップブランドへと発展。アルペンとノルディックの両分野で世界をリードする存在。特にノルディックスキーにおいては世界のコンペシーンで常に表彰台に上がる王者の風格だ。「Ski More」を掲げて近年フリーライドラインにも注力、太さもレンジが広がり、ラインナップを強化している。
BRAND info
FISCHER(フィッシャー)
URL:https://www.goldwin.co.jp/fischer/
取扱い/(株)ゴールドウイン
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