全国バックカントリーガイドクラブ一覧

国際山岳ガイドやJMGA(日本山岳ガイド協会)のガイド資格を保有するプロガイドたちが主宰する全国のバックカントリーガイドクラブを紹介。
管理されたスキー場と異なり、バックカントリーには多くのリスクが潜んでいる。ひとりで行動をするのは原則として避けるべきだし、かといって一緒に行く友人や知人が危険を回避してくれるものでもない。
ガイドクラブは、バックカントリーをやったことがない人はもちろん、初めて行く場所での行動に、不安や障害があってもそれをカバーしてくれるのだ。バックカントリーを滑るなら、ガイドクラブを利用しよう。

ガイドクラブ一覧、リストの見かた

ガイドクラブ紹介ではJMGA資格を持ったガイドクラブを中心に紹介している。できるだけガイドクラブのことを詳しく伝えられるよう、さまざまな項目を聞き取って整理した。

ガイドの所属人数や資格、ガイドレシオ

レシオとはガイド1人に対して何人のゲストがつくかという目安だ。山岳エリアでのスキー・スノーボードのガイディングはガイド1人に対して6名のゲストが適正比率。この範囲内でそれぞれのガイドクラブがどんな指針を示しているかが分かる。

ガイドの所属人数と併せてみると、最大で何名までツアーを受け入れ催行しているのかが読み取れる。また資格によって案内できるエリアが異なる。そのあたりの指針はJMGAのホームページが詳しい。

レンタル

ガイドクラブごとにレンタル備品の項目を記した。主にセーフティギア、バックパック、滑走具、登高ギアの4種類に沿って詳細を示している。自身が持っているギアと照らし合わせて、持ち物を確認したい。

ツアー内容の実際

ツアー初参加・BC経験あり・最も難易度が高い、この3タイプ別にそれぞれ、行動時間、累計滑走標高差、平均ハイク時間、斜面の内容を記している。
行動時間は登高、滑走、休憩を含む、雪上で活動するすべての時間だ。 この内容から各ガイドクラブの特長が大まかに図れる。

初参加から行動時間やハイク時間が長い場合はリフトアクセスのないルートが予想でき、ハイク時間が短く累計標高差があるケースは、リフトなどを使ったツアーが想像できる。これはガイドクラブの所在地による地域性も大きい。

また、ざっと見るとツアー初参加もBC経験ありもさほど大差ないように見えるだろう。ツアー初参加はフィールドでの状況説明、余裕をとったハイク時間、休憩時間を多めにとるため雪上時間はBC経験ありとそこまで変わらない。が、違いはハイク時間と標高差。たいていは滑って登ってを繰り返す行程になるため、ハイク時間と標高差を稼ぐことになる。

ちなみに、累計滑走標高差600mとなると丸沼高原の山頂からベースまで、1000mならほぼ八方尾根スキー場のトップからボトムまでというイメージだ。

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