Location:Geto Kogen
今、パウダーライドとともに熱量がグングン上がっているのがツリーランだ。大自然の美しい森の魅力と、その遊びのポテンシャルに気づいたスキー場は、新たにコースを解放したり、エリアを拡張したり、積極的にツリーランを押し出してきている。広葉樹に覆われた森の中では、雪質が良いコンディションで維持されやすかったり、ディープに雪が吹きだまっていたり、起伏が豊かで自然地形がおもしろかったりと、フリーライドを楽しむには極上のフィールドなのだ。そこで、今、どんなスキー場がツリーラン環境を整えてきているのか、探ってみよう。
ツリーランエリアが充実しているスノーリゾートはどこ?
まずは、コース数日本一を誇るツリーランの聖地「夏油高原」から見ていこう。
コース数日本一を誇るツリーランの聖地!夏油高原スキー場|GETO KOGEN[岩手県]
[ツリーランフィールド]ハート、ガーデン、サミット、ラビット、ビーチ、カスケード、アルタ、ストリーム、エクストリーム、シューター1、シューター2、シューター3、シューター4
岩手県の南西部に位置し、東に北上山地、西に奥羽山脈をしたがえる夏油高原。その地形はドライなパウダーをたっぷりと降らせ、「積雪量本州一」を記録するくらいというから驚きだ。夏油高原スキー場は、2本のゴンドラと5本のリフトで14本のコースを擁するが、ムーブメントに先駆けてツリーランに着目し、滑走エリアを積極的に年々拡大し続けてきた。’21シーズンより「Grow Up Treerun」と謳い、ツリーランコースを難易度でレベル分け、技術や経験によってステップアップしていくという斬新なコンセプトを取り入れた。自分の力量に合わせてコースを選ぶことができ、安心安全にツリーランを楽しむことができるという仕組みだ。
それぞれ変化に富んだ自然地形を活かしたツリーランエリアは全部で13あり、写真や映像のように美しい森のなかで心ゆくまでパウダーライデングを楽しむことができる。これは夏油ならではの醍醐味だ。
コチラ▼は2018年のツリーラン紹介動画だが、夏油の森の美しさ、パウダーを巻き上げながら雪に潜るように滑っていく気持ちのいいフィーリング、そして、縦横無尽に楽しめる夏油のツリーランの豊かさが手に取るように伝わってくる。
夏油の「Grow Up Treerun」は日本のツリーランムーブメントを確かなものにし、夏油をツリーランカルチャーを創造する発信基地にした。ツリーランを単に遊び方の一つとしてでなく、滑りのスキルとして概念化したところが、夏油の発想力のスゴサだ。滑れば滑るほどテクニックが向上しレベルアップする。滑走技術と同時に、パウダーハンティングならぬ"ツリーハンティング”スキルも磨かれる。いわゆるクオリティの高いツリーランスポットを嗅ぎ分け、美しい森と雪を誰よりも気持ちよく楽しもうという、滑り手の感性(マインド)をも育てているのだ。
どこにもない斬新さとアグレッシブな取組みでパウダー派&ツリーランファンの絶大なる支持を集めてきた夏油高原。’23-24シーズンも5月のGWまで滑走が可能だ。通えば通うほどツリーランフィールドの魅力が発掘できるはず。お得なシーズンパスも手に入れておきたい。
トップ標高 1,070m | 最長滑走 2,980m | 標高差 430m | 最大斜度 36° |
コース数 14本 | リフト 3本 | ゴンドラ 2基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://www.getokogen.com/winter/
あわせて読みたい
[北海道]
ルスツリゾート|RUSUTSU RESORT
[ツリーランフィールド]ヘブンリースピリットコース・林間コース
その規模、雪質、変化に富んだ地形で根強いファンも多いルスツ。ウエストMt.、イーストMt.、そしてMt.イゾラの3つの山からなり、37ものコースは実に総滑走距離42km!
Mt.イゾラとイーストMt. は斜面が北側に面しているため、陽に当たりにくく、雪のコンディションがいい状態で常に維持されるのも魅力。そこに加えてツリーランを楽しむ森の中は、広葉樹の樹木たちによって陽の光が入りにくい。パウダーツリーライディングを楽しむには絶好なのだ。
ルスツを代表するツリーランポイントとして「ここのツリーランは最高!」とローカルたちに絶大人気を誇るのがMt.イゾラ奥にあるヘブンリースピリットコース。平均斜度20~25度ほどの滑りやすい南東面のコースは沢形状になっており、左右の壁を使って当て込みながらのライディングが面白い。木々の間を滑り抜け、ナチュラルアイテムも豊富な起伏で遊べる場所だ。
そしてルスツの名物「サイドカントリーパーク」は、自然地形をそのまま活かしたユニークなパークで美しい森の中にある。また、ウエストMt.の林間コースは、自然のままの林の中、木を避けながら750mでライン取りを楽しむことができる非圧雪コースだ。滑りやすいように手入れされていて、ダイナミックな滑走感を味わえる。
トップ標高 994m | 最長滑走 3,500m | 標高差 594m | 最大斜度 30° |
コース数 37本 | リフト 14本 | ゴンドラ 4基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://rusutsu.com/
あわせて読みたい
[北海道]
ニセコ東急 グラン・ヒラフ|NISEKO TOKYU Grand HIRAFU
[ツリーランフィールド]スキー場管理区域内の林間
パウダー、非圧雪、グルーム、ツリーランと多彩なコースバリエーションはニセコエリアでナンバーワン。どれもが斜度やうねりのある変化に富んだコースで、豊かな自然地形にJAPOW発祥の地とされるパウダーがたっぷりと降り積もるのだから、滑り派たちにはたまらないグラン・ヒラフ。実はツリーランに着目すると、これまた素晴らしい。
というのも、ニセコ東急 グラン・ヒラフはコース名は付いていないが、見晴らしコース他、ツリーランポイントは非常に多い。あちこちで自然に木がたくさん生えていて、その中を自然に滑ることができるし、コース脇でも楽しめる。どこでもそれぞれの滑走レベルに合わせたツリーランにチャレンジできるのが魅力だ。上の写真もそんなシチュエーションでの一枚だ。北海道の緯度の関係で森林限界が低いため、標高がそれほど高くないスポットでも木々の間隔が密過ぎない。これも北海道のスキー場は総じてツリーランが楽しめる理由のひとつ。
ニセ東急 グラン・ヒラフではツリーランがナイターでも楽しめる。ナイターのコース面積とバリエーションともに日本最大規模。ナイター照明に照らされた樹木の美しさや幻想的な森でのスキーイングはまた格別だ。
トップ標高 1,200m | 最長滑走 5,300m | 標高差 940m | 最大斜度 40° |
コース数 22本 | リフト 11本 | ゴンドラ 1基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://www.grand-hirafu.jp/winter/
[北海道]
キロロスノーワールド|KIRORO SNOW WORLD
[ツリーランフィールド]オフピステエリア
札幌市内からほど近く、札幌ステイでも十分に日帰りが可能。 それでいて豪雪とくるので、パウダー好きの札幌シティスキーヤーや本州から訪れる気合の入ったフリースキーヤーに強く支持されている。道内外のライダーたちも足繁く通っている人気リゾート。
比較的空いているうえ毎晩のように雪が降り、コース状況がリセットされる。気温が低いため、シーズン当初から長く良質なパウダーが保たれるクォリティのよさ、豊かな自然地形など魅力は尽きない。キロロには完全立ち入り禁止エリアを除き、スキー場内に入れるオフピステエリアがある。自然の森の状態のため、上の写真のように、美しいホワイトツリーの中でのツリーランが楽しめる。
トップ標高 1,180m | 最長滑走 4,050m | 標高差 610m | 最大斜度 37° |
コース数 23本 | リフト 8本 | ゴンドラ 2基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://www.kiroro.co.jp/ja/
[北海道]
カムイスキーリンクス|KAMUI SKI LINKS
[ツリーランフィールド]ディープパウダー・フレッシュパウダー
現在では数が少ない箱型4人乗りのゴンドラがアイコンのカムイ。カムイの非圧雪コースはスキー場全体の約3割を占めているというから、パウダー好きも滑り応えたっぷりだ。山頂部に広がる非圧雪の他に、北斜面の非圧雪林間コース、ディープパウダーコースがオススメ。
ツリーランコースはゴンドラの左サイドにある「ディープパウダー」「フレッシュパウダー」がイチ押し。距離も600~800mと長く、30°~32°と斜度もあり、適度にマッシュもあったりする本格コースは、玄人好み。地形に目ざとい滑り派も納得だ。
トップ標高 751m | 最長滑走 4,000m | 標高差 601m | 最大斜度 35° |
コース数 25本 | リフト 5本 | ゴンドラ 1基 | ロープウェー 0本 |
◆公式HP/https://www.kamui-skilinks.com/
[北海道]
星野リゾート トマム|Hoshino Resorts TOMAMU
[ツリーランフィールド] 上級者限定解放エリア
道東エリアのシンボル的存在といえる星野リゾート トマム。リゾートながら上級者限定解放エリアやCATツアー、バックカントリーツアーと、スキー場がパウダーやツリーの中を滑れる環境をあつらえてくれ、豊富な選択肢を与えてくれるから、すごい。
ツリーランを気軽に楽しめる第一チョイスとしては、スキー場内の上級者限定解放エリア。樹林帯でうねりや斜度があるなど地形の起伏も豊かだ。さらにトマムは道内でも有数の寒冷エリア。日陰の多い森の中は雪質が良い状態で維持されるので、自然地形の面白さがパウダーで楽しめる。そんな場所が、なんとフード付きクワッドリフトでクルクルと回せるという夢のような好条件が整っているのだ。
上級者限定解放エリアは滑走前に合意書にサインし、ヘルメット着用が義務となっている。ここで1日中滑っていても大満足、ルールを守ってリフトで効率よく目一杯楽しもう。
トップ標高 1,171m | 最長滑走 4,200m | 標高差 585m | 最大斜度 35° |
コース数 29本 | リフト 5本 | ゴンドラ 1基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://www.snowtomamu.jp/winter/
[北海道]
サッポロテイネ|SAPPORO TEINE
[ツリーランフィールド]北かべ
札幌市中心部からクルマで約40分とアクセスのよさは抜群。標高1,000mを超える山頂からは札幌市街や石狩湾を望むパウダーライディングも期待できる。
テイネのツリーランポイントは有名な標高差400mを超える「北かべコース」をはじめとした疎林帯のネイチャーゾーン。最大斜度36度の非圧雪斜面で、地形変化のあるツリーランが楽しめる上級者向けスポット。トップスピードに乗った雪は極上だ。海を見ながらライディングが楽しめるのもテイネの売りだ。
トップ標高 1,023m | 最長滑走 6,000m | 標高差 683m | 最大斜度 38° |
コース数 15本 | リフト 9本 | ゴンドラ 1基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://sapporo-teine.com/snow/
[岩手県]
安比高原|APPI KOGEN
[ツリーランフィールド]アタック・ブラボー・クルーズ1・クルーズ2・ドラゴンテイル
標高1,304mの独立峰・前森山に21本のコースが放射線状に広がり、コースの半数は2km以上とロングでビックスケールなのが安比の特長。それをカバーするように機動力に優れたゴンドラやクワッドリフトが要所にレイアウトされているので、コース間のアクセスも軽快だ。
地形的条件と北緯40度の恩恵から、安比の雪はキメが細かく固まりにくい。この上質のパウダーが長い距離で楽しめるとあって、もともとフリースキーヤーに人気を集めてきたが、近年はさらに安比は注目を集めている。なぜなら非圧雪とツリーランエリアがどんどん拡大され、5つにまでなったエリアの総面積は600,000㎡! 奥の西森山に2カ所、正面の前森山に3カ所の広大なツリーフィールドが広がっている。安比のツリーランへの取り組みの熱量は相当なものだ。
地形だけでなく樹木の種類も豊富で東北の自然の美しさを感じながら滑るツリーランは、また格別だ。特に西森ゲレンデの「アタック」は急斜面やマッシュなどを擁し、滑り応えたっぷり。所定の場所でエントリーし、腕章を受け取りヘルメット着用で滑走できる。
トップ標高 1,304m | 最長滑走 5,500m | 標高差 684m | 最大斜度 34° |
コース数 21本 | リフト 9本 | ゴンドラ 1基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://www.appi.co.jp/
[新潟県]
舞子スノーリゾート|MAIKO SNOW RESORT
[ツリーランフィールド]奥添地エリア
塩沢石打ICよりたったの1分! というマイカー派にはたまらなく便利なロケーション。ゲレンデは比較的緩やかな斜面が多く、ファミリー・初中級者向けという印象。しかし実際のところは、フリースキーヤーにとっては全然違う。
自然豊かな地形を活かした非圧雪のコースがどんどん拡大され、現在は5ヵ所。北向きのコースが多く、サラサラの魚沼パウダーが積もって、絶好のフリーライドゾーンとなっている。「奥添地ツリーランエリア」は、木々の間隔はややタイトだが、斜度がほど良く、余裕を持って気持ちよく滑れる。スキー場の最奥部なので雪質は抜群。滑走には事前申請が必要で腕章をつけてヘルメット着用が推奨されている。
トップ標高 920m | 最長滑走 6,000m | 標高差 660m | 最大斜度 32° |
コース数 26本 | リフト 9本 | ゴンドラ 1基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://www.maiko-resort.com/
あわせて読みたい
[新潟県]
湯沢中里スノーリゾート|YUZAWA NAKAZATO SNOW RESORT
[ツリーランフィールド]G(非圧雪コース)・H(サイドカントリー)
湯沢ICより約10分、JR越後中里駅とスキーセンターは直結していて電車でもアクセスがラクチン 。ゲレンデはワイドでゆったりと広々した緩斜面が中心。ファミリーや初心者向きと謳われてはいるが、実は中里にはまったく別の顔もある。
’’21シーズンよりスキー場向かって右側の山を自然の地形と木々を活かしながら整備し、ツリーランエリアとして解放、リフト架線下等の危険個所を除いて、この山丸々が滑れるようになった。ツリーランエリアを滑走するのに特別な料金や申請等は必要なく、リフト券さえ持っていれば入れる。
木々の密度がバラエティでリズム変化が楽しい、 変化あふれる斜面がいろいろあり、好みによって選び放題、スティープなフェイスもあって滑り応えたっぷり、コンスタントな降雪があるため、コンディションが安定的に良い、起伏の多い自然地形で面白さが抜群、など等、中里のツリーランの魅力は語り尽くせないほど。滑りに行って確かめるべし!
トップ標高 702m | 最長滑走 2,000m | 標高差 244m | 最大斜度 32° |
コース数 17本 | リフト 6本 | ゴンドラ -基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://www.maiko-resort.com/
あわせて読みたい
[新潟県]
かぐらスキー場|KAGURA
[ツリーランフィールド]林間エキスパートコース
クルマでも新幹線でもアクセスが便利なかぐら。ここをホームとして愛してやまないパウダー大好きな首都圏スキーヤーは年々増え続けている。リフトからアクセスできるサイドカントリー、第5ロマンスリフト上部からゲートをくぐってエントリーするバックカントリーを楽しむスキーヤーも多いが、ツリーランという視点なら、「林間エキスパートコース」だ。
標高1,845mの山の最上部に広がる針葉樹林帯は森林限界付近のため、上の写真のように木々の間隔も広め。大きめのターンでパウダースプレーを巻き上げて滑れたら気分は最高だ。そして、下部に向かって密度の濃い広葉樹林帯となるので、今度は木々の密度が濃くなる。ロングランの中でリズム変化が楽しめてチャレンジングだ。
トップ標高 1,845m | 最長滑走 6,000m | 標高差 1,225m | 最大斜度 32° |
コース数 32本 | リフト 15本 | ゴンドラ 1基 | ロープウェー 2本 |
◆公式HP/https://www.princehotels.co.jp/ski/kagura/winter/
[新潟県]
シャルマン火打スキー場|CHARMANT HIUCHI
[ツリーランフィールド]飛山・折谷・プリンセスボウル・ジャクソン・禅
豪雪地帯として有名なシャルマンだが、ハイシーズンにはコンスタントに積雪が500㎝を超え、その降りっぷりはケタ違い。しかもドライパウダーで雪質も極上だ。この豊富すぎる雪を最良の形で提供できる環境を整えるスキー場が掲げるコンセプトが「非圧雪主義」「大自然そのまんま」。あえて圧雪をしない努力を続け、現在では65%以上が非圧雪エリア&コースとして設定されているのだから、なんとありがたいことか。
おかげでツリーランも滑走レベルに合わせて楽しめる。「飛山」は1,100mもの国内最長級のノンストップパウダーエリアで、斜面変化・立木などもあるテクニカルなコース、ここは上級者向きだろう。木々の間隔が密な「折谷」は中上級者向け。「プリンセスボウル」は疎林帯で立木も少なく、斜度もある素直に楽しいコースだ。「ジャクソン」は下部にいくにつれ斜面も狭く樹林・沢地形に変わってくる変化が楽しめる。ツリーラン入門者なら「禅(ぜん)」。木々の間隔が絶妙で、最大斜度21度と緩やかな斜面で、距離278mとツリーランに慣れるにはもってこいだ。
トップ標高 1,009m | 最長滑走 2,700m | 標高差 508m | 最大斜度 37° |
コース数 17本 | リフト 3本 | ゴンドラ -基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://charmant-hiuchi.jp/
[新潟県]
石打丸山スキー場|ISHIUCHI MARUYAMA
[ツリーランフィールド]ツリーランエリア(山頂・中腹)
石打丸山には日本海から吹きつける季節風がもたらす軽い雪が降り積もる。1月は特に降雪量が多く、たっぷりと魚沼産コシヒカリ級に美味しい魚沼産パウダーが楽しめるため、お腹を空かせたパウダーフリークが集まってくる。
開業70年もの歴史を誇る老舗スキー場ながら、革新的な取り組みで毎年新たな施設やサービスを提供している石打丸山。’21シーズンからローカルの間では密かに知れ渡っていた山頂エリアのツリーランがオフィシャルに開放された。
山頂エリアと中腹エリアの2カ所のツリーランエリアには、美しい樹々の中にたっぷりとパウダーが溜まり、自然の地形の凸凹をリズミカルにライディングするのが楽しい。ただし、ヘルメットは必ず装着のこと。注意事項を守ってツリーランを楽しもう。
トップ標高 920m | 最長滑走 4,000m | 標高差 664m | 最大斜度 35° |
コース数 27本 | リフト 13本 | ゴンドラ 1基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://ishiuchi.or.jp/
[新潟県]
池の平温泉アルペンブリックスキー場| IKENOTAIRA ONSEN ALPEN BRICK
[ツリーランフィールド]非圧雪ツリーランコース・ツリーランコース
妙高高原ICから10分とかからない抜群のアクセスの良さ。ホテルの目の前がゲレンデというのも便利。中腹に2本、下部にも1本ツリーランコースがある。メインの1,750mという長いリフトからエントリーできる、入門におすすめのコースだ。ロングライドを楽しみながら途中からツリーの中をクルージング、カプセル高速リフトで回せるのは効率もよく快適。
トップ標高 1,487mm | 最長滑走 4,000m | 標高差 728m | 最大斜度 32° |
コース数 15本 | リフト 6本 | ゴンドラ -基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://ikenotaira.info/
[新潟県]
関温泉スキー場|SEKIONSEN
[ツリーランフィールド]スキー場管理区域内
関温泉といえば「豪雪」とすぐに出てくるほど、パウダー好きのスキーヤー・スノーボーダーの間では有名。妙高エリアのスキー場で最北端に位置し、日本海から流れる寒気が最初に雪を降らせる地点のため、グンを抜いた積雪量になる。
コースデザインはリフト2基というシンプルさながら、起伏に富んだコースで、どこも滑り放題。なんと80%が非圧雪パウダー派には夢のようなスキー場。ザ・ツリーランコースと銘打ったコース設定はないが、まるごと滑り放題なので、いわゆるコースと林の境目エリアはツリーランができる。
また関温泉の「バックカントリーパウダーガイドコース」はゲレンデからアクセスしやすい、いわゆるサイドカントリーで、自然の中でツリーライディングも楽しめる。
トップ標高 1,200m | 最長滑走 2,000m | 標高差 400m | 最大斜度 45° |
◆公式HP/http://www.sekionsen.com/
[長野県]
斑尾高原スキー場|MADARAO KOGEN
[ツリーランフィールド]ラビット・パウダーシアター・パウダーウェ
ーブ2・リバーライン・アドベンチャーアイル・クリスタルボウル・カモシカコース・NINJA・SAWA・ベアーコース・SAWAⅡ
斑尾高原は起伏が豊かな地形を活かしたコースレイアウトが特徴。コースの多くが北斜面を向いているため、斑尾高原では雪質の良い雪が繰り返し降り積もることで、パウダーが存分に楽しめる。そのディープパウダーは「まだパウ」とも呼ばれる。
とくに木々の間を滑るツリーランコースは、2009年の登場から毎年アップデートされ、2023-24シーズンも新コースが登場。併設するタングラムスキーサーカスと併せると、ツリーランコースは計15コース。その数とクオリティは圧巻ものだ。豊富な地形を生かしたバラエティ豊かなコース数によって、斑尾ではコアなパウダーフリークからファミリースキーヤーまで、レベルを問わず誰もがパウダーやツリーランの楽しさを味わうことができる。
トップ標高 1,350m | 最長滑走 2,500m | 標高差 440m | 最大斜度 37° |
コース数 32本 | リフト 10本 | ゴンドラ -基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://www.madarao.jp/ski
あわせて読みたい
[長野県]
戸狩温泉スキー場|TOGARI ONSEN
[ツリーランフィールド]ツリーランコース
JR飯山駅からクルマで約15分、シャトルバスで25分と非常にアクセスがよい戸狩温泉。 信濃平の景色が一望できる抜群の眺望 も特徴だ。豊富な積雪量と良い雪質のうえ、 ツリーランコースや非圧雪のコースが多数用意されている。
ラビットコース横のツリーランコースと、チャレンジコース横のツリーランコースはリフト回しができるのが大きなポイントだ。
トップ標高 1050m | 最長滑走 2,500m | 標高差 400m | 最大斜度 35° |
コース数 13本 | リフト 4本 | ゴンドラ -基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://togari.jp/winter/
[長野県]
YAMABOKUワイルドスノーパーク| YAMABOKU WIRD SNOW PARK
[ツリーランフィールド]エアー・スクリーン・ローズ
志賀高原ユネスコエコパークの一角、標高2,076m「笠ヶ岳」の南斜面に広がるヤマボクワイルドスノーパーク。ゲレンデの標高は標高1500m~1700mなので軽い天然のパウダースノーが積もり、全体の70%が非圧雪のナチュラルゲレンデというパウダー派にはたまらないスキー場だ。
日程・人数限定で開放される完全非圧雪エリア「2nd Stage」や、ヤマボクと山田温泉スキー場を結ぶ全長13kmの「タコチツアーコース」も持ち、まさにパウダーフィールドをワイルドに提供してくれるヤマボク。それらのワイルドな自然の中でツリーランもたっぷり堪能できるうえ、ゲレンデ内でもツリーランの楽しめるポイントがある。
「2nd Stage」「スペシャルCATプログラム」は予約制で、例年あっという間に満席になってしまう。予約受付開始は公式HPで確認を。「タコチツアーコース」は、2024年1月6日(土)~2024年2月25日(日)の間の、土・日・祝日の10時~14時に開放予定。タコチツアーコース滑走には、リフト代金の他に、入山届の提出、協力金(一人1,500円)が必要となる。
トップ標高 1,700m | 最長滑走 13km | 標高差 ーm | 最大斜度 38° |
コース数 16本 | リフト 3本 | ゴンドラ -基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://yamaboku.co.jp/
[長野県]
白馬コルチナスキー場|HAKUBA CORTINA
[ツリーランフィールド]スキー場管理区域内
南北に延びる HAKUBA VALLEY のなかで最北端に位置し、他のスキー場よりも10~20cmは多く雪が積もるという白馬コルチナ。日本海から流れ込む寒気が北アルプスを越え、まず最北にあるコルチナに雪を落とすからだ。パウダーヒット率が高いうえ、パウダーライディング向けの急斜面が豊富なのも特長。
ベースから左右2本の尾根に挟まれたコースレイアウトに7本のリフトが架かる。ありのままの自然と極上のパウダースノーを楽しんでもらおうと、コース外を「自己責任エリア」として開放している。滑走禁止エリア以外はどこを滑ってもよいという自由度の高さで、バラエティな斜度を持つさまざまな地形の斜面でツリーランが楽しめる。
トップ標高 1,402m | 最長滑走 3,500m | 標高差 530m | 最大斜度 42° |
コース数 16本 | リフト 6本 | ゴンドラ -基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://www.hgp.co.jp/cortina/ski/index.html
[長野県]
Hakuba47 Winter Sports Park|HAKUBA VALLEY
[ツリーランフィールド]ツリーライディングゾーン・ツリーエリア
HAKUBA VALLEY のスキー場のなかで最も北向きなのがココ。ゲレンデが標高820m~1,614mにあり、斜面の多くは北東面を向いているので雪質も上々。日本のスノーパークのメッカともされる47だが、実はパウダーライディングにもハイスペックな環境だ。
ツリーランが楽しめるエリアはまず2種類。ひとつが「ツリーエリア・非圧雪」と称されるスポットで山に点在する。ここは登録不要で自由に入れる。「ツリーエリア」は大小さまざまだが10カ所もあり、どこもほぼコース外で思いっきり森の中だ。「非圧雪」は4カ所、こちらはややコンパクトサイズでゲレンデ内。
もうひと種類が「登録制ツリーライディングゾーン」で2カ所ある。会員のみが滑走可能な森の中で、事前にスクールセンターで会員受付が必要となる。滑走ルールに同意した後、ビブス着用でゾーン内のツリーライディングが認められる。登録者のみなので、やはり空いている傾向で嬉しい。
トップ標高 1,614m | 最長滑走 6,400m | 標高差 794m | 最大斜度 32° |
コース数 8本 | リフト 5本 | ゴンドラ 1基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://www.hakuba47.co.jp/winter/
[長野県]
白馬岩岳スノーフィールド|HAKUBA IWATAKE SNOW FIELD
[ツリーランフィールド]VIEW α
白馬エリアの中では基礎スキーのイメージが強い岩岳だが、実はフリーライディングには絶好の地形を持っており、パウダー競争率も低いダークホース的存在のため、ローカルの間では密かに人気だ。自然地形のおもしろさをそのままに残したゲレンデ設計になっており、大きなボウル、うねりのある尾根や沢などは非圧雪で、新雪が降った後は最高のパウダーエリアになる。非圧雪コースは年々拡大を重ね、現在は7コースにまで広がった。
IWATAKE BACK BOWLのツリーランコースは木々の間隔も密過ぎず滑りやすいが、斜度があるので中上級者向け。
トップ標高 1,289m | 最長滑走 3,800m | 標高差 539m | 最大斜度 35° |
コース数 13本 | リフト 8本 | ゴンドラ 1基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://iwatake-mountain-resort.com/winter
[群馬県]
川場スキー場|KAWABA
[ツリーランフィールド]OFF THE PISTE
都心からクルマでわずか2時間というアクセスのよさでありながら、川場は群馬県のなかでも屈指の豪雪エリア。ベースの標高が1,870mもあることで乾いた雪が降り積もる。パウダーに加えて自然地形が豊かでおもしろいと、フリーライド派に人気が高い。
’21シーズンにオープンした「OFF THE PISTE」は非圧雪のパウダーライド・ツリーライディングが満喫できるオフピステエリア。月に数回開催される1時間の講習を受け、合意書にサインをして腕章を着用した人のみが滑走できる限定エリアだ。コース入り口には写真のような看板が立っている。
OFF THE PISTEはゲレンデトップ部の「OPTⅠ」をはじめ、「 OPTⅡ」「 OPTⅢ」と3カ所に点在していて、それぞれ特長的。OTP1は緩やかな斜面と木々の間隔が広い、入門的なツリーランにぴったりのコース。OTP2は比較的スティープな斜面、OTP3は木もまばらで開けていて、地形の起伏がある斜面だ。
※川場のツリーランの詳しくはSTEEPのコチラでチェックを!
トップ標高 1,870m | 最長滑走 3,300m | 標高差 580m | 最大斜度 34° |
コース数 10本 | リフト 5本 | ゴンドラ -基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://www.kawaba.co.jp/snow/
あわせて読みたい
[岐阜県]
高鷲スノーパーク&ダイナランド|TAKASU SNOWPARK & DYNALAND
[ツリーランフィールド]高鷲スノーパーク/橅(BUNA)、楢(NARA)、栃(TOCHI) ダイナランド/乙女コース、ウマノセ、チャレンジ、パラダイスツリーランエリア
岐阜の奥美濃エリアの中でも標高1,550mというだけあって、雪質は良好なパウダースノーが期待できる、パウダー派にもチェックされるスキー場。ゲレンデ上部でつながるダイナランドと高鷲スノーパークが自由に行き来できるので、29もの多彩なコースが滑れて、楽しみも2倍。
非圧雪コースも年々拡張している。ツリーランエリアは両スキー場で合わせて7カ所。高鷲スノーパークは橅(BUNA)、楢(NARA)、栃(TOCHI)と3つのツリーランコースを開放。北向き斜面で心ゆくまでパウダーが楽しめる。ダイナランドは乙女コース、ウマノセ、チャレンジ、パラダイスツリーランエリアと4つ。
山に点在しているため、斜面の向きや斜度、木々の密度、距離や地形の起伏もさまざま。北向き斜面のツリーランコースでは心ゆくまでパウダーが楽しめるし、写真のようなマッシュで遊べるポイントもたくさん。丸一日ツリーランコースをハシゴしていてもまったく飽きない。
ゲレンデトップまで、15人乗りの全長2,700mのゴンドラが運んでくれるので、悪天候の日でも寒い思いをすることなく、ゴンドラでグルグルとトップからいろいろなエリアへ滑り込めるのも嬉しいところだ。
トップ標高 1,430m | 最長滑走 3,200m | 標高差 447m | 最大斜度 38° |
コース数 18本 | リフト 5本 | ゴンドラ -基 | ロープウェー -本 |
◆公式HP/https://www.takasu.gr.jp/
あわせて読みたい