バックカントリー(BC)に出るのに、必要装備を詰め込むバックパック。安全確保のために重要な上、それを背負ったまま滑るのだから、滑りのクオリティにも大きな影響を与える。バックパック選びは、BCを安全に最大限楽しむためにもこだわりたい。そこで身近で頼りになるのがプロショップだ。専門知識とバックカントリー経験も豊富なプロショップスタッフが「これは優れモノ」と高い評価をつけた’23-24シーズンの「推しバックパック」を見てみよう。
'23-24シーズンおすすめのバックパック
ABS|A.LIGHT E SET 25-30L
エアバッグ界の大本命ABSより待望の電気式エアバッグがついに登場!

A.LIGHT E SET 25-30L
容量:25-30ℓ
重量:2530g
Color:DARK SLATE
※サイズによって価格が異なります
A.LIGHT E SET 10l ¥170,300 /2290g
A.LIGHT E SET 18l ¥173,100 /2390g
A.LIGHT E SET 25-30l ¥178,800 /2530g
A.LIGHT E SET 35-40l ¥183,000 /2600g
◆公式HP:https://abs-airbag.jp/
ABSは1985年創業という歴史のあるエアバッグ界の大本命ともいえる専門メーカー。’23-24シーズン、このABSより待望の電気式エアバッグがついに登場! 業界最新の Alpride E2 搭載でUSB充電とさらにバックアップで単三乾電池でアクティベーションできるという手軽さ。たとえ充電が切れても単三電池から電力を供給する。単三電池なら途中のコンビニでも入手可能だ。
10LのZipOnを装着で 2,290gという軽さはBCにおいて圧倒的なアドバンテージ。10L/18L/25-30L/35-40Lの4サイズのZipOnが用意されていて目的に合わせて選択できる。特に大容量35~40LZipOnがあるのは他社のエアバッグと比較しても最大ハイクアップを名とするBC装備が十分に収納できる。35-40LのZipOnを装着しても2600gと超軽量デザインもすっきりしていてスタイリッシュ。
レビュワー
UPLND Sapporo
Staff/店長 三上大紀

THE NORTH FACE|CHUGUCH35
バックパックに迷っている方にはぜひ選んでほしい汎用性の高いモデル

CHUGUCH35
容量:S/M:34.5ℓ、L:38ℓ
Size(高さ×幅×奥行):S/M:57×30×14cm、L:62×30×14cm
重量:S:約1,625g、M:約1,625g、L:約1,705g
Color:TNFホワイト(ブラック、ケイブブルー 全3色)
¥36,300
◆公式HP:https://www.goldwin.co.jp/tnf/
35Lながらコンパクトで、アバランチギアの収納スペースへのアクセスもしやすく、サイズ展開もSサイズからLサイズまであるため、男女問わず使うことができます。
サイドカントリーから日帰りのバックカントリーツアーにまで対応するなど、汎用性も高いので、バックパックに迷っている方にはぜひ選んでいただきたいです。
レビューワー
Alpen Outdoors FLAGSHIP STORE札幌発寒店
Staff/スキーエキスパートアドバイザー 伊藤浩之さん

POC|DIMENSION VPD BACKPACK
雪山に飛び出すための機能は全部備えた、なんとも優秀なバックパック

DIMENSION VPD BACKPACK
容量:22ℓ
Size(高さ×幅×奥行):63×28×32cm
重量:920g
Color:Aragonite Brown(Uramiun Black 全2色)
¥26,400
◆公式HP:https://www.full-marks.com/poc/
スタイリッシュなデザインに、プロテクション性能も抜群。防水素材は高い耐摩耗性を持ち合わせる210デニールナイロン生地を採用。さらにX状に補強することによって市場では最強の素材に仕上がってるという。 内部にはスチームフレームを内蔵しているのでスキーやスノーボードを担いでも安定感あり、バックカントリーやサイドカントリーで雪山に飛び出すための機能は全部備えた、なんとも優秀なバックパック☆
RECCOリフレクター搭載や、内蔵されているヘルメットキャリーもネオンオレンジで用意されていることも気が利いている。安全第一ブランドのコンセプトを表し、スリルと隣り合わせ・リスクあるシーンへの挑戦を手助けしてくれる★
レビューワー
NATURAL
Staff/辻星子さん

Db|Fjäll 34L backpack
本格BC装備なのにモダンなデザインはあらゆるシーンで活躍

容量:34ℓ
Size(高さ×幅×奥行):59× 44×16 cm
重量:1780g
Color: Black
¥41,800
◆公式HP:https://www.lpdb.uplnd.com/
ロープやアックスも装備できるデザインで、本格BC装備であるのにすっきりとしたモダンなデザインは、都市部などあらゆるシーンで活躍する。34ℓと十分な容量に加え、さらにロールトップになっているので自由度も高く、バックアクセスも可能で荷室へのアクセスも良い。
レビューワー
秀岳荘 北大店
Staff/登山・スキーマネージャ― 小路口稔さん

PLUS ONE WORKS|NEW IRWAK 38
新たに構造から設計され、背面システムもリニューアルで超期待!

NEW IRWAK 38
容量:38ℓ
重量:2200g
Color:BLUE GREY(NAVY, OLIVE 全
¥29,700
◆公式HP:https://www.full-marks.com/plusoneworks
’23-24シーズン、日本人の骨格に合わせたバックパックの開発を行ってきたPlus One Worksの代名詞とも言える「IRWAK 38 」がリニューアル! 新たに構造から設計され、背面システムも新しくなりました。 背面パネルは独立式3面パッドを採用。独自に企画開発を行った背面パッドは背骨を中心にそのサイドを固定し安定させる構造になっており、たくさんの荷物を入れた状態では、特にバック自体が球体になるのを背面パッドで平面に抑えることで、背中へのフィット感を維持させる。
雨蓋式のIRWAKは雨蓋上部にゴーグルポケットを完備。ショベルやプローブ等のアバランチギアへを専用のコンパートメントに収納が可能なので、迷うことなくアクセス可能。 荷室へのアクセスは背面へ配置し、悪天候時でも荷室へのアクセスが容易。
大きめのゴーグルポケットはゴーグル2個が余裕を持って入るサイズ。日本人の体型に合わせて設計された3DSショルダー ストラップと3DETフレームは、荷物の重量と滑走時の運動の妨げを軽減し、CSウエスト ハーネスは骨盤を包み込むようなフィット感で荷物の横揺れを防止する。
レビューワー
COMPASS HOUSE
アドバイザー/村井諄弘さん

NORRONA|lofoten 30L Pack
デザイン性、機能性、快適性のすべてが詰まっている文句なしの逸品

lofoten 30L Pack
容量:30ℓ
Size(高さ×幅×奥行):●cm
重量:1,412g
Color:Arednalin(Olive Night 全2色)
¥36,300
◆公式HP:https://www.full-marks.com/norrona/
一言では語り尽くせないバックカントリーでの使用を想定した機能が満載のバックパック。 デザイン性、機能性、快適性のすべてが詰まっている文句なしのおすすめ商品です
レビューワー
Xraeb sports(クレブスポーツ)
Staff/山田岳人さん

洗練された機能性に見た目のカッコよさも最高!
一体型の軽量アルミフレームと熱成形による背面パッドで、ライディング中のバランスに優れます。前面にはスノーセイフティギアポケットとスノーボードキャリー、サイドコンプレッションはAフレームでのスキーキャリーを兼ねます。
スキーやボードを装着した状態でメインの荷室にアクセスしやすい背面エントリー仕様。ボトムにはロープやクランポンを収納できる別コンパートメントがあり、サイドファスナーから素早くアクセスできます。トップにはゴーグルが2つ収納できるゴーグルポケット、ヒップベルトの左右にはそれぞれギアループとファスナーポケット付き。内部にはハイドレーション用ポケットとメッシュポケット付き。
こんなふうに洗練された機能性だけじゃない、見た目のカッコよさも最高! トータルで一番!
レビューワー
FULLMARKS原宿店
Staff/近藤 史朗さん

MAMMUT|Nirvana 35
使い勝手の良さに洗練されたデザイン・MAMMUTの名作!

Nirvana 35
容量:35ℓ
Size(高さ×幅×奥行):52.5×31.0×17.0cm
重量:1,540g
Color:Black(sapphire-black 全2色)
¥36,300
◆公式HP:https://www.mammut.jp/
マムートの名作、Nirvana(ニルバーナ)35。
背面アクセスはもちろん上部からもアクセスでき、上部には硬い素材に守られたゴーグルポケットがある。ウエストベルトの締める方向の使い勝手の良さ、アバランチポケットの開閉のしやすさ、なども良い。なかでもお気に入りポイントは、ザックの外側のポケット。シールを入れるのに使用していますが、他の荷物を濡らさないので、ポイント高めです。
デザインも洗練されており、野暮ったくならずおすすめです。ワンデイのツアーなら35をチョイス。
レビューワー
PADDLE CLUB
Staff/加藤功二さん

ARC'TERYX|RUSH SK32
滑走時の動きを妨げない優れた設計と1kgいかない軽さが魅力

RUSH SK32
容量:32ℓ
Size(高さ×幅×奥行):63×28×32cm
重量:900g
Color:Black(Fluidity 全2色)
¥36,300
◆公式HP:https://arcteryx.jp/
1Kgを下回る軽量性と、滑走時の体の動きを妨げない優れた設計が特徴的なパック。
他と比較するとおよそ500gほど軽いおかげで、ハイクアップ時の体力の消耗を抑えられ、また滑走の際にも体の動きを妨げないので、登り返して何本も滑るという人や、体力が不安な人、ロングルートによく行くという人に、とてもオススメです。
レビューワー
Xraeb sports(クレブスポーツ)
Staff/山田岳人さん

PLUS ONE WORKS|Shumari 35 EVO

Shumari 35 EVO
容量:35ℓ
Size:背面長50㎝
重量:1,700g
Color:COYOTE(BLACK 全2色)
¥36,300
※プロトタイプのため製品との仕様が変わる可能性がありますことご了承くださいませ。
◆公式HP:https://www.full-marks.com/plusoneworks
背負い心地もさらに良くなりました
生地が、強度がありながらも軽量なECOPAKに変わりました。シンプルなデザインで使い勝手の良いザックです。背負い心地もさらに良くなりました。
レビューワー
秀岳荘 北大店
Staff/登山・スキーマネージャ― 小路口稔さん

フルモデルチェンジで使いやすさがアップ!
フルモデルチェンジで生地、構造を変え、軽量になって使いやすさが向上!
レビューワー
FULLMARKS白馬店
Staff/江口啓介さん

現行モデルを凌ぐこと必然・入荷が待ち遠しい☆
今シーズン、Shumari 35が新しくなります! 私は現行モデルを使っているのですが、いろいろな点でこれを上回ってくるでしょう! 入荷が待ち遠しい☆
レビューワー
NATURAL
Staff/辻星子さん

OSPREY|Solden 32
軽さと使いやすさのバランスが良い

Solden 32
容量:32ℓ
Size(高さ×幅×奥行):54× 31 × 28cm
重量:1,150g
Color:ダストモスグリーン(ブラック 全2色)
¥26,400
◆公式HP
https://www.lostarrow.co.jp/store/c/c20/
◆公式HP:https://www.lostarrow.co.jp/store/c/c20/
軽量でかつ求められる機能がすべて備わっているモデル。軽さと使いやすさのバランスが良い。
レビューワー
Alpen Outdoors FLAGSHIP STORE柏店
Staff/浅野正樹さん

BCA|STASH 30
これを持っていればワンデイバックカントリーは問題なし!

STASH 30
容量:30ℓ
重量:1,490g
Color:Tan(Moss, Black 全3色)
¥30,800
◆公式HP:http://www.k2japan.com/brand/bca.html
ジッパーバック・パネルアクセス、アイスアックス、スキー、スノーボードを搭載できるオプション、フリース製ゴーグルポケット、除湿穴、そして一番重要な凍結防止スタッシュハイドレーションスリーブと、もう一方にはBC linkが装備できるスリーブも搭載。ちょうどいいサイズで、これをもっていれば、ワンデイバックカントリーは問題ありません。
レビューワー
TRUNKBASE
オーナー/丹野幹也さん

GREGORY |TARGHEE45
肩と加重分散ができ、背負い心地がとても良い

◆公式HP:https://www.gregory.jp/
柔軟性のある外周フレームに、腰のパッドがしっかりしているため、肩と加重分散ができ、背負い心地がとても良い◎。耐摩耗性も高く安心して使用できる。
レビューワー
Alpen Outdoors FLAGSHIP STORE柏店
Staff/浅野正樹さん

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